JAJSVE1 September 2024 ADC3669
PRODUCTION DATA
LVDS 出力インターフェイスには出力マルチプレクサが含まれており、図 7-61 に示すように、内部デジタル レーンを任意の LVDS 出力レーンに再ルーティングできます。これにより、リンクの冗長性またはリンクの修復に使用できるレーン マッピングの柔軟性が向上します。LVDS 出力マルチプレクサは、<LVDS MUX EN> (レジスタ 0x116、D7) を設定することによりイネーブルにできます。マルチプレクサ構成は、<DOUTxMUX> レジスタ (0x117~0x11E) へ書き込むことで制御できます。マルチプレクサ構成は、数学的には DOUTk = DIG[DOUTk_MUX] として記述できます。ここで、k はレーン番号を示します。たとえば、<DOUT2 MUX> の値を 2 に設定すると、DIG2 が DOUT2 にリダイレクトされます。図 7-62 に、すべての DOUT ピンに使用されるマルチプレクサ構造の例を示します。
さらに、シリアル LVDS (デシメーションのみ) を使用する場合、同じ内部デジタル レーンを複数の LVDS 出力レーンに接続することで、出力マルチプレクサを使用して重複した冗長出力を生成できます。