JAJSVE1 September 2024 ADC3669
PRODUCTION DATA
この ADC は、4 種類の電源を必要とします。AVDD18 および AVDD12 レールは、ADC の内部アナログ回路およびクロック回路に電力を供給します。DVDD18 および DVDD12 レールは、デジタル ロジック (平均化およびデシメーション フィルタを含む) および LVDS デジタル インターフェイスに電力を供給します。
セクション 8.2.5 に示すように電源シーケンスが必要です。データシートの性能を得るには、AVDD18 および AVDD12 の電源は低ノイズである必要があります。DC 付近で動作するアプリケーションでは、電源の 1/f ノイズの影響も考慮する必要があります。
最上層でピンにできるだけ近い場所に、電源デカップリング コンデンサ (0.1µF) を設けることを推奨します。
低ノイズ設計に推奨される電源アーキテクチャは、図 8-10 に示すように、最初に高効率の降圧スイッチング レギュレータを使用し、その後に 2 段目のレギュレーションとして、各電源レールに低ノイズ LDO を使用します。これにより、スイッチング ノイズがさらに低減され、電圧精度が向上します。
テキサス・インスツルメンツの WEBENCH® Power Designer を使用して、個別の電源素子を選択および設計できます。1 段目の推奨スイッチング レギュレータとしては、LMS3635 および類似のデバイスがあります。推奨する低ドロップアウト (LDO) リニア レギュレータとしては、TPS7A8400 および類似のデバイスがあります。
アナログ ドメインにデジタル スイッチング ノイズが結合することを防止するため、AVDD18 または AVDD12 を DVDD18/12 と共有しないでください。