JAJSGN9 December 2018 ADS52J65
PRODUCTION DATA.
ADS52J65には、フラクショナル間引きフィルタによるデジタルI/Q復調器など、高度なデジタル機能が搭載されています。JESD204B規格に基づき、各チャネルのADCデータは8B/10B方式で符号化され、電流モード・ロジック(CML)出力バッファによりSerDesデータ・ストリームとして送信されます。8つのチャネル全部のADCデータを1つのCMLバッファ(1レーンSerDes)により、最大12.8Gbpsのデータ・レートで出力できます。SerDes出力の採用により、インターフェイス・ライン数が削減されています。加えて低消費電力設計であるため、8つのチャネルを9mm×9mmのVQFNに封止して、集積密度の高いシステムを実現しています。また、すべてのADCデータを4つのCMLバッファ(4レーンSerDes)で送信するモードもサポートしており、1レーンあたりのSerDesデータ・レートを低減して、低コストのFPGAを実現しています。
ADS52J65は非磁性VQFNパッケージで供給されるため、磁気アーチファクトを生じることはありません。このデバイスは–40°C~+85°Cで仕様が規定されています。