このリソースの元の言語は英語です。 翻訳は概要を便宜的に提供するもので、自動化ツール (機械翻訳) を使用していることがあり、TI では翻訳の正確性および妥当性につきましては一切保証いたしません。 実際の設計などの前には、ti.com で必ず最新の英語版をご参照くださいますようお願いいたします。
AFE5812 は、高性能と小型サイズが求められる超音波システム向けに設計された高集積アナログ フロント エンド (AFE) ソリューションです。AFE5812 は、包括的なタイム ゲイン制御 (TGC) を行う画像処理パスと CWD パスを内蔵しています。また、開発ユーザーはシステム性能を最適化するために、電力 / ノイズのさまざまな組み合わせから 1 つを選択することもできます。したがって、AFE5812 は、ハイエンド システムだけでなくポータブル システムにも適した超音波 AFE ソリューションです。
AFE5812 は 8 チャネルの電圧制御アンプ (VCA)、14 ビットと 12 ビットの ADC、CW ミキサを内蔵しています。VCA には、LNA、VCAT、PGA、および LPF が含まれます。LNA ゲインは、250mVPP~0.75VPP の入力信号をサポートするようにプログラム可能です 。LNA は、プログラム可能なアクティブ終端もサポートしています。超低ノイズの VCAT により、40dB の減衰制御範囲を実現しており、全体的な低ゲイン SNR が向上するため高調波画像処理および近距離画像処理に利点があります。PGA のゲインの選択肢は、24dB および 30dB です。ADC の前段には LPF があり、さまざまな周波数の超音波アプリケーションに対応するために、10MHz、15MHz、20MHz、30MHz、35MHz、50MHz に設定可能です。さらに、AFE5812 のシグナルチェーンは 100kHz 未満の信号周波数を処理できるため、 AFE5812 はソナーと医療用の両方のアプリケーションで使用できます。AFE5812 の高性能 14 ビット /65MSPS ADC は、77dBFS SNR を達成しています。これにより、低いチェーン ゲインで優れた SNR が保証されます。ADC の LVDS 出力により、小型システムに望ましい柔軟なシステム統合が可能になります。
AFE5812 は低消費電力のパッシブミキサと低ノイズの加算アンプを統合しており、オンチップの CWD ビームフォーマを実現できます。各アナログ入力信号には、 16 種類の選択可能な位相遅延を適用できます。また、独自の 3 次および 5 次高調波抑制フィルタが実装されており、CW 感度が向上しています。
AFE5812 には、デジタル同相および直交 (I/Q) 復調器、ローパス間引きフィルタも内蔵されています。復調ブロックの主な目的は、LVDS データ レートを低減し、システム全体の電力効率を向上させることです。I/Q 復調器は、最大 65MSPS のサンプリング レートと 14 ビット分解能の ADC 出力に対応できます。たとえば、デジタル復調と 4× 間引きフィルタの後、同相または直交出力のデータレートは 16.25MSPS に低下し、データ分解能は 16 ビットに改善されます。したがって、全体的な LVDS トレースの縮小は 2 倍になります。この復調器は、不要な場合はバイパスして、完全にパワーダウンすることができます。
AFE5812 は 15mm × 9mm の 135 ピン BGA パッケージで供給され、-40°C~85°C で仕様が規定されています。