JAJSLT6G April 2021 – May 2024 AM2431 , AM2432 , AM2434
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
エラー特定モジュール (ELM) は、GPMC と組み合わせて使用されます。NAND フラッシュ ページを読み出す際にオンザフライで生成され、GPMC レジスタに保存されたシンドローム多項式が、ELM に渡されます。その後、ホスト プロセッサは、ELM エラー特定出力が示すビットを反転することで、データ ブロックを修正できます。
NAND フラッシュ メモリから読み出す場合、ある程度の誤り訂正が必要です。ベア NAND とも呼ばれる、訂正機能を内蔵していない NAND モジュールの場合、訂正処理はメモリ コントローラに委任されます。ELM は、パラレル NOR フラッシュまたは NAND フラッシュをサポートするためにも使用できます。
汎用メモリ コントローラ (GPMC) は、外部 NAND フラッシュから読み出したデータを調べ、これを使用して、シンドローム多項式と呼ばれる、チェックサムに似た情報をブロック単位で計算します。各シンドローム多項式は、512 バイトのデータ、パリティ ビット、オプションのスペアエリア データ フィールド (最大ブロックサイズは 1023 バイト) を含むフル ブロックの読み出し動作のステータスを与えます。計算は BCH (Bose-Chaudhuri-Hocquenghem) アルゴリズムに基づいて行われます。ELM はこれらのシンドローム多項式からエラー アドレスを抽出します。
詳細については、デバイスのテクニカル リファレンス マニュアルで「ペリフェラル」の章にある「エラー特定モジュール (ELM)」セクションを参照してください。