JAJSDB6B June 2017 – June 2018 AMC1303E0510 , AMC1303E0520 , AMC1303E2510 , AMC1303E2520 , AMC1303M0510 , AMC1303M0520 , AMC1303M2510 , AMC1303M2520
PRODUCTION DATA.
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
絶縁ΔΣ変調器は、高いACおよびDC性能を持つため、新世代の周波数インバータの設計に広く使用されています。周波数インバータは産業用モータ制御、ソーラー電池インバータ(ストリングおよび集中インバータ)、無停止電源装置(UPS)、その他の産業用アプリケーションにおいて重要な部品です。
産業用モータ制御に使用される、典型的な周波数インバータ・アプリケーションにおける、AMC1303Mxの単純化された回路図を、Figure 51に示します。ここでは、電流センシングにシャント抵抗(RSHUNT)が使用されています。システムの設計に応じて、モータの位相電流のうち3つすべて、または2つだけが検出されます。
AMC1303Exのマンチェスター符号化されたビットストリーム出力により、電源と制御基板とを接続する配線の労力が最小化されることを、Figure 52に示します。このビットストリーム出力によって、電源基板上でクロックをローカルに生成でき、マイクロコントローラのセットアップおよびホールド時間の要件を満たすために各DOUT接続の伝搬遅延時間を調整する必要がなくなります。
前に示したどちらの例でも、DCリンクの絶縁電圧センシングをサポートするため、追加として4つ目のAMC1303が使用されます。この高電圧は抵抗分割器を使用して降圧され、より小さな抵抗の両端でデバイスにより検出されます。「絶縁電圧検出」セクションで説明しているように、この抵抗の値によって測定性能が低下する可能性があります。