JAJSFW4B July 2017 – November 2018 ATL431LI , ATL432LI
PRODUCTION DATA.
リファレンス・ピンに供給されるオーバードライブ電圧が十分でない場合にも、応答が遅くなったり、不正確になる可能性があります。オーバードライブ電圧とは、内部仮想基準電圧から超過した電圧量をいいます。内部仮想基準電圧は、使用するバージョンに応じて2.5V± (0.5%または1.0%)の範囲に収まります。供給されるオーバードライブ電圧が大きいほど、ATL431LIの応答時間は短くなります。
ATL431LIをコンパレータとして使用する場合は、想定される正の誤差(Aバージョンで+1.0%)を上回る値にトリップポイントを設定するのが最適です。高速応答を実現するには、内部VREFの10%を超える値にトリップポイントを設定すれば十分です。
VinからREFピンへの電圧降下(電圧差)を最小にするため、TIでは10kΩ未満の入力抵抗を使用してIrefを供給することを推奨します。