JAJSEW4D May 2017 – September 2024 AWR1642
PRODUCTION DATA
図 8-5 に、AWR1642 デバイスのカスタマー プログラマブル プロセッサ サブシステムのブロック図を示します。概念的には、2 つのカスタマー プログラマブル プロセッサ サブシステムが存在し、図に示すように点線で区切られています。左側は DSP サブシステムを示しており、テキサス・インスツルメンツの高性能 C674x DSP、高度なパフォーマンスを可能にする高帯域幅インターコネクト (128 ビット、200MHz)、および関連ペリフェラル (データ転送用 DMA 4 つ) が搭載されています。測定データ出力用の LVDS インターフェイス、L3 レーダー データ キューブ メモリ、ADC バッファ、CRC エンジン、データ ハンドシェイク メモリ (インターコネクト上に搭載された追加メモリ)。
図の右側はメイン サブシステムを示しています。メイン サブシステムは、その名の通り、デバイスの頭脳であり、デバイスのすべてのペリフェラルとハウスキーピング動作を制御します。メイン サブシステムには、Cortex-R4F (メイン R4F) プロセッサと関連ペリフェラルおよびハウスキーピング コンポーネント (例:DMA、CRC、および PCR (ペリフェラル セントラル リソース) インターコネクトを介してメイン インターコネクトに接続されたペリフェラル (I2C、UART、SPI、CAN、PMIC クロック モジュール、PWM など)) が含まれます。
DSP CPU コアの詳細については、https://www.ti.com/product/TMS320C6748 を参照してください。
両方のサブシステムには HIL モジュールが示されており、RF サブシステムを介さずに、外部からデバイスにキャプチャしたデータを供給するレーダー動作を実行するために使用できます。メイン SS 上の HIL は構成の制御用、DSPSS 上の HIL はデバイスへの高速 ADC データ入力用です。どちらの HIL モジュールもデバイス上で同じ IO を使用しており、追加の IO (DMM_MUX_IN) を 1 つ使用することで、2 つのうちのいずれかを選択できます。