JAJSL70A February 2021 – January 2024 BQ25730
PRODUCTION DATA
NVDC 構成により、システムをバッテリの電圧に応じてレギュレートしながら、システムの最低電圧を下回らないように維持できます。バッテリが完全に放電した場合や取り外された場合でも、システムは動作を続けられます。負荷電力が入力電源の定格を超過すると、バッテリは補完モードに移行し、システムの故障を防止します。
電源投入時に、充電器は入力電源およびバッテリの状況に基づいてコンバータを降圧、昇圧、昇降圧型のいずれかの構成に設定します。充電器はホストの制御なしに、降圧、昇圧、昇降圧型の動作モードをシームレスに遷移します。
入力電源がない場合、BQ25730 は 1 セル~5 セル バッテリによる USB On-the-Go (OTG) 機能をサポートし、8mV 分解能で VBUS に調整可能な 3V~24V の出力を生成します。OTG の出力過渡電圧スルーレートは、USB PD 3.0 PPS 仕様に準拠するように設定できます。
USB-C PD 仕様の最新バージョンには、電源ロールのスワップが適切なタイミングで行われるようにする高速ロール スワップ (FRS) 機能が搭載されており、ドックに接続されたデバイスで瞬時電力損失やグリッチが発生することを回避できます。このデバイスには、PD 仕様に準拠した FRS が統合されています。
テキサス・インスツルメンツが特許取得済みのスイッチング周波数ディザリング パターンを使用すると、伝導性 EMI の周波数範囲全体 (150kHz~30MHz) で EMI ノイズを大幅に低減できます。複数のディザリング スケール オプションを使用してさまざまなアプリケーションに柔軟に対応することで、EMI ノイズ フィルタの設計を簡略化できます。
充電器は、テキサス・インスツルメンツが特許取得済みのパス スルー モード (PTM) で動作し、全負荷範囲にわたって効率を向上させることができます。PTM では、入力電力は充電器からシステムに直接供給されます。MOSFET のスイッチング損失とインダクタのコア損失を抑えることができるため、高効率な動作が可能になります。
BQ25730 は、32 ピン 4mm × 4mm WQFN パッケージで入手できます。