9.2 ツールとソフトウェア
TIは広範な開発ツールを提供しており、プロセッサの性能評価、コード生成、アルゴリズム実装の開発、ソフトウェアおよびハードウェア・モジュールの完全な統合とデバッグなどの用途に利用できます。
以下の製品は、CC2650MODAデバイスのアプリケーションの開発をサポートしています。
ソフトウェア・ツール
SmartRF Studio 7:
SmartRF Studio は、無線システムの設計者が設計プロセスの初期段階で RF-IC を簡単に評価するため役立つ、PC 用アプリケーションです。
- 無線パケットの送受信や、連続波形の送受信のテスト機能
- RFをサポート対象の評価ボードかデバッガに接続することで、カスタム・ボード上でRF性能を評価
- 無線構成設定の生成、編集、エクスポートをする場合は、ハードウェアがなくても使用可能
- TI製のCCxxxx RF-IC用のいくつかの開発キットと組み合わせて使用可能
Sensor Controller Studio:
Sensor Controller Studioは、CC26xx Sensor Controller用の開発環境です。Sensor ControllerはCC26xxに搭載されている独自の電力最適化CPUで、単純なバックグラウンド・タスクを自律的に実行し、システムCPUの状態に依存しません。
- Sensor Controller タスク・アルゴリズムを、Cライクのプログラミング言語を用いて実行可能
- Sensor Controller インターフェイス・ドライバを出力 (生成された Sensor Controller マシン・コードと関連する定義を含む)
- 統合された Sensor Controller タスク・テストとデバッグ機能を用いた迅速な開発が可能。これにより、センサ・データおよびアルゴリズム検証のライブでの可視化が可能になります。
IDEとコンパイラ
Code Composer Studio:
- プロジェクト管理ツールとエディタの付属した統合開発環境
- Code Composer Studio (CCS) 6.1およびそれ以降にはCC26xxデバイス・ファミリのサポートが組み込み済み
- XDSデバッガ、XDS100v3、XDS110、XDS200を最大限にサポート
- TI-RTOSとの高度な統合、TI-RTOS Object Viewのサポート
IAR Embedded Workbench for ARM
- プロジェクト管理ツールとエディタの付属した統合開発環境
- IAR EWARM 7.30.3およびそれ以降にはCC26xxデバイス・ファミリのサポートが組み込み済み
- 幅広いデバッガ・サポート。対象: XDS100v3、XDS200、IAR I-Jet、およびSegger J-Link
- プロジェクト管理ツールとエディタの付属した統合開発環境
- TI-RTOS用にRTOSプラグインが利用可能
CC2650MODAプラットフォーム用開発サポート・ツールの全リストは、テキサス・インスツルメンツWebサイトwww.ti.comに掲載されています。価格と在庫状況については、お近くのフィールド・セールス・オフィスまたは認可代理店にお問い合わせください。