JAJSC00M March 2014 – June 2024 DRV5013
PRODUCTION DATA
DRV5013 デバイスに VCC を印加した後、OUT ピンが有効になるまでに ton が経過する必要があります。電源オン シーケンス中、出力は Hi-Z です。ton が経過すると、図 6-4 と図 6-5 に示すパルスが発生します。このパルスにより、DRV5013 出力が起動後有効であるかどうかをホスト プロセッサは判定できます。このパルスを含めて、電源オン シーケンスは、すべてのデバイス出力バージョン (AD、AG、BC、FA、ND) で同じです。以下のケース 1、2、3、4 では、非反転出力バージョン (AD、AG、BC、FA) の有効な出力例を示します。ケース 1 (図 6-4) とケース 2 (図 6-5) において、出力は、一定の磁束密度 (B > BOP かつ B < BRP) を仮定して定義されています。
BRP < B < BOP の磁束密度で本デバイスの電源をオンにすると、本デバイスの出力は不定になり、Hi-Z になるか Low にプルされるかのどちらかになります。電源オン シーケンス中、ton が経過するまで、出力は Hi-Z に保持されます。ton が経過すると、ton が経過したことを示すため、OUT ピンにパルスが出力されます。ton 後、磁束密度が変化して BOP < B になると、出力は解放されます。ケース 3 (図 6-6) とケース 4 (図 6-7) に、この動作の例を示します。