JAJSKG6B February 2020 – August 2021 DRV8210
PRODUCTION DATA
PWM インターフェイスは、デュアルコイル・リレーの駆動に使用できます。Topic Link Label8.3.2.1 に、PWM 制御インターフェイスを示します。PWM インターフェイスを使用したデュアルコイル・リレー駆動の回路図とタイミング図を、図 9-23 と図 9-24 に示します。
PWM インターフェイスの真理値表を 表 9-5 に示します。この表の説明は、入力と出力の状態によってデュアルコイル・リレーを駆動する方法を反映しています。Coil1 が駆動されるとき (OUT1 電圧が GND のとき)、OUT2 の電圧は VM になります。リレーのセンター・タップも VM なので、電流は Coil2 を流れません。Coil2 が駆動される場合も同様で、Coil1 は VM に短絡します。ハイサイド FET のボディ・ダイオードはフリーホイール・ダイオードとして機能するため、追加の外部ダイオードは不要です。このアプリケーションのオシロスコープのパターンを、図 9-25 に示します。
IN1 | IN2 | OUT1 | OUT2 | 説明 |
---|---|---|---|---|
0 | 0 | Hi-Z | Hi-Z | 出力ディセーブル (H ブリッジ Hi-Z) |
0 | 1 | L | H | Coil1 の駆動 |
1 | 0 | H | L | Coil2 の駆動 |
1 | 1 | L | L | Coil1 と Coil2 の駆動 (デュアルコイル・ラッチ・リレーでは無効な状態) |