JAJSKG5B February 2020 – August 2021 DRV8220
PRODUCTION DATA
DRV8220 は、MODE ピンをフローティング状態にすると、ハーフブリッジ・モードに設定できます。このモードでは、デバイスの出力をローサイドまたはハイサイド・ドライバとして使用できます。これにより、1 つまたは 2 つのモーターの単方向 (一方向のみ)、ソレノイド、バルブ、リレーなど各種の負荷を駆動できます。デバイスの OUT1 をローサイド・ドライバ、OUT2 をハイサイド・ドライバとして使用する例を 図 9-9 に示します。両方の負荷は、ハイサイドとローサイドのどちらからでも駆動できます。図 9-10 と図 9-11 に示すように、INx ピンと OUTx ピンをそれぞれ互いに接続すると、デバイスは、半分の RDS(on) で単一の負荷を駆動できます。これにより、より大きな電流要件に対応できます。この構成を「並列ハーフブリッジ・モード」と呼びます。
ハーフブリッジ・モードでは、PWM デューティ・サイクルのオフ時間に、ハーフブリッジ内にある他の FET とボディ・ダイオードがフリーホイール電流を再循環させるため、追加の外部ダイオードは不要です。