以下の図は、ブラシ付き DC モーターまたは何らかの誘導性負荷をさまざまなモードで駆動するための代表的なアプリケーション回路図を示しています。これらの回路図にはいくつかの選択可能な接続があります。それぞれを以下に示します。
- nSLEEP ピン
- SPI (S) バリアント - スリープ機能が必要ないアプリケーションでは、このピンをHIGH に接続できます。
- SPI (P) バリアント - 該当なし
- HW (H) バリアント - スリープ機能が必要ない場合であっても、ピン制御は必須です。コントローラは、ウェークアップ時またはパワーアップ時にリセット・パルス (標準値:30μs、treset 最大値と tsleep 最小値の間に限定) を発行する必要があります。
- DRVOFF ピン
- SPI (P) および SPI (S) バリアント - ピンでシャットオフする機能が必要ないアプリケーションでは、LOW に接続できます。これと等価なレジスタ・ビットを使用できます。
- EN/IN1 ピン
- SPI (P) および SPI (S) バリアント - レジスタのみで制御する場合には、このピンを LOW に接続するか、またはフローティングのままにできます。
- PH/IN2 ピン
- SPI (P) および SPI (S) バリアント - レジスタのみで制御する場合には、このピンを LOW に接続するか、またはフローティングのままにできます。
- OUT1 および OUT2 ピン
- EMC の目的で、OUTx と GND の間、および OUTx 相互間の負荷付近に、コンデンサのための PCB フットプリントを追加することを推奨します。
- IPROPI ピン
- すべてのバリアント - この出力の監視は任意です。また、ITRIP 機能および IPROPI 機能が不要な場合、 IPROPI ピンを LOW に接続できます。必要に応じて、小型コンデンサ (10nF~100nF) のための PCB フットプリントを追加することを推奨します。
- nFAULT ピン
- SPI (P) および SPI (S) バリアント - この出力の監視は任意です。すべての診断情報は、STATUS レジスタから読み取り可能です。
- SPI 入力ピン
- SPI (P) および SPI (S) バリアント - 入力 (SDI、nSCS、SCLK) は、3.3V/5V レベル互換です。
- SPI SDO ピン
- SPI (S) バリアント - SDO は nSLEEP ピン電圧に追従します。
- SPI (P) バリアント - SDO は VDD ピン電圧に追従します。3.3V レベルのコントローラ入力と接続するには、レベル・シフタまたは電流制限用の直列抵抗を推奨します。
- 設定用ピン
- HW (H) バリアント - GND への短絡および Hi-Z レベルを選択する場合、抵抗は不要です。
- MODE ピンの LVL1 および LVL3
- SR、ITRIP、DIAG ピンの LVL1 および LVL6