JAJSKW8A April 2020 – June 2021
PRODUCTION DATA
DRV8256E/P デバイスは、4.5V~48V で動作するブラシ付き DC モータ・ドライバであり、各種モータおよび負荷の幅広い出力負荷電流をサポートしています。このデバイスは、H ブリッジ出力パワー段とチャージ・ポンプ・レギュレータを内蔵しており、より効率的なハイサイド N チャネル MOSFET をサポートします。本デバイスは、バッテリまたは DC 電圧電源に直接接続できる単一電源入力 (VM) で動作します。nSLEEP ピンにより、超低消費電力モードに移行して、スリープ時の消費電流を最小限に抑えることができます。
このデバイスは、ローサイド・パワー MOSFET の電流ミラーを使用した電流検出回路も内蔵しています。内蔵の電流検出回路により、デバイスは固定オフ時間の PWM チョッピング方式で出力電流を制限できます。内蔵の電流検出回路は、外部のシャント抵抗を使用しなくても、従来の外部シャント抵抗検出を実行します。システムの要求に応じて負荷電流を制限するため、オフ時間の PWM 電流レギュレーション・レベルは、モータが動作している間 VREF ピンを使って設定できます。電流レギュレーションは高度に設定可能であり、複数のディケイ動作モードを持っています。PWM オフ時間 tOFF は 7、16、24、32μs に調整できます。
システムに異常状態が発生した場合、内蔵する各種保護機能がデバイスを保護します。主な保護機能は、低電圧誤動作防止 (UVLO)、チャージ・ポンプ低電圧 (CPUV)、過電流保護 (OCP)、過熱シャットダウン (TSD) などです。フォルト条件は nFAULT ピンにより示されます。