JAJSD42B February 2017 – December 2017 DRV8320 , DRV8320R , DRV8323 , DRV8323R
PRODUCTION DATA.
推奨値0.1µFの低ESRセラミック・バイパス・コンデンサを使用して、VMピンをPGNDピンにバイパスします。このコンデンサは、幅の広いパターン、またはPGNDピンに接続されたグランド・プレーンを使用して、VMピンのできるだけ近くに配置してください。また、VMピンは、VMの定格を持つバルク・コンデンサを使用してバイパスします。これには電解コンデンサを使用できます。容量は10µF以上としてください。
外部MOSFET上の高電流パスをバイパスするために、追加のバルク容量が必要です。このバルク容量は、外部MOSFETを通過する高電流パスの長さが最小となるよう配置する必要があります。接続用の金属パターンはできる限り幅広くし、PCBの層間を多数のビアで接続します。これらの手法により、インダクタンスが最小限に抑えられ、バルク・コンデンサが高電流を伝達できるようになります。
CPLピンとCPHピンの間に低ESRのセラミック・コンデンサを配置します。これには、VMの定格を持つ47nFのタイプX5RまたはX7Rコンデンサを使用する必要があります。また、VCPピンとVMピンの間にも低ESRのセラミック・コンデンサを配置します。これには、16Vの定格を持つ1µFのタイプX5RまたはX7Rコンデンサを使用する必要があります。
タイプX5RまたはX7Rで6.3Vの定格を持つ1µFの低ESRセラミック・コンデンサを使用して、DVDDピンをAGNDピンにバイパスします。このコンデンサはピンにできる限り近づけて配置し、コンデンサからAGNDピンまでのパスを最短にします。
VDRAINピンは、直接VMピンに短絡することができます。ただし、デバイスと外部MOSFETの間が大きく離れている場合は、専用のパターンを使用して、ハイサイド外部MOSFETのドレインの共通ポイントに接続します。SLxピンは直接PGNDには接続しないでください。その代わりに、専用のパターンを使用して、これらのピンをローサイド外部MOSFETのソースに接続します。これらの推奨事項に従うことで、過電流検出のために外部MOSFETのVDSセンシングをより正確に行うことができます。
ハイサイドおよびローサイド・ゲート・ドライバのループ長はできるだけ短くします。ハイサイド・ループはデバイスのGHxピンからハイサイド・パワーMOSFETのゲートまでであり、その後ハイサイドMOSFETのソースを通ってSHxピンへと戻ります。ローサイド・ループはデバイスのGLxピンからローサイド・パワーMOSFETのゲートまでであり、その後ローサイドMOSFETのソースを通ってPGNDピンへと戻ります。