JAJSD42B February   2017  – December 2017 DRV8320 , DRV8320R , DRV8323 , DRV8323R

PRODUCTION DATA.  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
    1.     概略回路図
  4. 改訂履歴
  5. 概要(続き)
  6. デバイス比較表
  7. ピン構成および機能
    1.     ピン機能rep%#8212;32ピンDRV8320デバイス
    2.     ピン機能rep%#8212;40ピンDRV8320Rデバイス
    3.     ピン機能rep%#8212;40ピンDRV8323デバイス
    4.     ピン機能rep%#8212;48ピンDRV8323Rデバイス
  8. 仕様
    1. 8.1 絶対最大定格
    2. 8.2 ESD定格
    3. 8.3 推奨動作条件
    4. 8.4 熱特性
    5. 8.5 電気的特性
    6. 8.6 SPIのタイミング要件
    7. 8.7 代表的特性
  9. 詳細説明
    1. 9.1 概要
    2. 9.2 機能ブロック図
    3. 9.3 機能説明
      1. 9.3.1 3相スマート・ゲート・ドライバ
        1. 9.3.1.1 PWM制御モード
          1. 9.3.1.1.1 6x PWMモード(PWM_MODE = 00bまたはMODEピンをAGNDに接続)
          2. 9.3.1.1.2 3x PWMモード(PWM_MODE = 01bまたはMODEピンを47kΩの抵抗を介してAGNDに接続)
          3. 9.3.1.1.3 1x PWMモード(PWM_MODE = 10bまたはMODEピン = Hi-Z)
          4. 9.3.1.1.4 独立PWMモード(PWM_MODE = 11bまたはMODEピンをDVDDに接続)
        2. 9.3.1.2 デバイス・インターフェイス・モード
          1. 9.3.1.2.1 シリアル・ペリフェラル・インターフェイス(SPI)
          2. 9.3.1.2.2 ハードウェア・インターフェイス
        3. 9.3.1.3 ゲート・ドライバ電源電圧
        4. 9.3.1.4 スマート・ゲート・ドライブ・アーキテクチャ
          1. 9.3.1.4.1 IDRIVE:MOSFETスルー・レート制御
          2. 9.3.1.4.2 TDRIVE:MOSFETゲート駆動制御
          3. 9.3.1.4.3 伝搬遅延
          4. 9.3.1.4.4 MOSFET VDS監視
          5. 9.3.1.4.5 VDRAINセンス・ピン
      2. 9.3.2 DVDDリニア電圧レギュレータ
      3. 9.3.3 ピン配置
      4. 9.3.4 ローサイド電流センス・アンプ(DRV8323とDRV8323Rのみ)
        1. 9.3.4.1 双方向電流センスの動作
        2. 9.3.4.2 単方向電流センスの動作(SPIのみ)
        3. 9.3.4.3 自動オフセット較正
        4. 9.3.4.4 MOSFET VDSセンス・モード(SPIのみ)
      5. 9.3.5 降圧型レギュレータ
        1. 9.3.5.1 固定周波数PWM制御
        2. 9.3.5.2 ブートストラップ電圧(CB)
        3. 9.3.5.3 出力電圧設定
        4. 9.3.5.4 nSHDNおよびVIN低電圧誤動作防止のイネーブル
        5. 9.3.5.5 電流制限
        6. 9.3.5.6 過電圧過渡保護
        7. 9.3.5.7 サーマル・シャットダウン
      6. 9.3.6 ゲート・ドライバ保護回路
        1. 9.3.6.1 VM電源の低電圧誤動作防止(UVLO)
        2. 9.3.6.2 VCPチャージ・ポンプの低電圧誤動作防止(CPUV)
        3. 9.3.6.3 MOSFET VDS過電流保護(VDS_OCP)
          1. 9.3.6.3.1 VDSラッチ・シャットダウン(OCP_MODE = 00b)
          2. 9.3.6.3.2 VDS自動リトライ(OCP_MODE = 01b)
          3. 9.3.6.3.3 VDS通知のみ(OCP_MODE = 10b)
          4. 9.3.6.3.4 VDSディスエーブル(OCP_MODE = 11b)
        4. 9.3.6.4 VSENSE過電流保護(SEN_OCP)
          1. 9.3.6.4.1 VSENSEラッチ・シャットダウン(OCP_MODE = 00b)
          2. 9.3.6.4.2 VSENSE自動リトライ(OCP_MODE = 01b)
          3. 9.3.6.4.3 VSENSE通知のみ(OCP_MODE = 10b)
          4. 9.3.6.4.4 VSENSEディスエーブル(OCP_MODE = 11bまたはDIS_SEN = 1b)
        5. 9.3.6.5 ゲート・ドライバ障害(GDF)
        6. 9.3.6.6 過熱警告(OTW)
        7. 9.3.6.7 サーマル・シャットダウン(OTSD)
    4. 9.4 デバイスの機能モード
      1. 9.4.1 ゲート・ドライバの機能モード
        1. 9.4.1.1 スリープ・モード
        2. 9.4.1.2 動作モード
        3. 9.4.1.3 障害リセット(CLR_FLTまたはENABLEリセット・パルス)
      2. 9.4.2 降圧レギュレータの機能モード
        1. 9.4.2.1 連続導通モード(CCM)
        2. 9.4.2.2 Eco-mode制御方式
    5. 9.5 プログラミング
      1. 9.5.1 SPI通信
        1. 9.5.1.1 SPI
          1. 9.5.1.1.1 SPIフォーマット
    6. 9.6 レジスタ・マップ
      1. Table 1. DRV832xSおよびDRV832xRSのレジスタ・マップ
      2. 9.6.1    ステータス・レジスタ
        1. 9.6.1.1 障害ステータス・レジスタ1(アドレス = 0x00)
          1. Table 11. 障害ステータス・レジスタ1のフィールド説明
        2. 9.6.1.2 障害ステータス・レジスタ2(アドレス = 0x01)
          1. Table 12. 障害ステータス・レジスタ2のフィールド説明
      3. 9.6.2    制御レジスタ
        1. 9.6.2.1 ドライバ制御レジスタ(アドレス = 0x02)
          1. Table 14. ドライバ制御のフィールド説明
        2. 9.6.2.2 ゲート駆動HSレジスタ(アドレス = 0x03)
          1. Table 15. ゲート駆動HSのフィールド説明
        3. 9.6.2.3 ゲート駆動LSレジスタ(アドレス = 0x04)
          1. Table 16. ゲート駆動LSレジスタのフィールド説明
        4. 9.6.2.4 OCP制御レジスタ(アドレス = 0x05)
          1. Table 17. OCP制御のフィールド説明
        5. 9.6.2.5 CSA制御レジスタ(DRV8323xのみ)(アドレス = 0x06)
          1. Table 18. CSA制御のフィールド説明
  10. 10アプリケーションと実装
    1. 10.1 アプリケーション情報
    2. 10.2 代表的なアプリケーション
      1. 10.2.1 主要アプリケーション
        1. 10.2.1.1 設計要件
        2. 10.2.1.2 詳細な設計手順
          1. 10.2.1.2.1 外部MOSFETのサポート
            1. 10.2.1.2.1.1
          2. 10.2.1.2.2 IDRIVEの設定
            1. 10.2.1.2.2.1
          3. 10.2.1.2.3 VDS過電流監視の設定
            1. 10.2.1.2.3.1
          4. 10.2.1.2.4 センス・アンプの双方向設定(DRV8323およびDRV8323R)
            1. 10.2.1.2.4.1
          5. 10.2.1.2.5 降圧レギュレータの設定(DRV8320RおよびDRV8323R)
        3. 10.2.1.3 アプリケーション曲線
      2. 10.2.2 代替アプリケーション
        1. 10.2.2.1 設計要件
        2. 10.2.2.2 詳細な設計手順
          1. 10.2.2.2.1 センス・アンプの単方向設定
            1. 10.2.2.2.1.1
  11. 11電源に関する推奨事項
    1. 11.1 バルク容量の決定
  12. 12レイアウト
    1. 12.1 レイアウトのガイドライン
      1. 12.1.1 降圧レギュレータのレイアウトのガイドライン
    2. 12.2 レイアウト例
  13. 13デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 13.1 デバイス・サポート
      1. 13.1.1 デバイスの項目表記
    2. 13.2 ドキュメントのサポート
      1. 13.2.1 関連資料
    3. 13.3 関連リンク
    4. 13.4 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    5. 13.5 コミュニティ・リソース
    6. 13.6 商標
    7. 13.7 静電気放電に関する注意事項
    8. 13.8 Glossary
  14. 14メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

MOSFET VDS監視

ゲート・ドライバには、外部パワーMOSFETでの過電流状態や短絡状態を検出するために、調整可能なVDS電圧監視が実装されています。監視対象の電圧がVDSトリップ・ポイント(VVDS_OCP)をデグリッチ時間(tOCP)より長い時間にわたって上回った場合は、過電流状態が検出され、デバイスのVDS障害モードに基づく処置が実行されます。

ハイサイドVDS監視ではVDRAINピン-SHxピン間の電圧が測定されます。3つの電流センス・アンプを備えたデバイス(DRV8323とDRV8323R)では、ローサイドVDS監視によってSHxピン-SPxピン間の電圧が測定されます。電流センス・アンプを使用していない場合は、SPピンを外部ハーフブリッジの共通グランド・ポイントに接続してください。電流センス・アンプのないデバイス(DRV8320とDRV8320R)では、ローサイドVDS監視によってSHxピン-SLxピン間の電圧が測定されます。

SPIデバイスの場合は、LS_REFレジスタ設定を使用し、ローサイドVDS監視の基準点をSPxピンとSNxピンの間で必要に応じて変更できます。

VVDS_OCPスレッショルドは0.06V~1.88Vの範囲内でプログラム可能です。VDS監視レベルの詳細については、SPIデバイスの場合は「レジスタ・マップ」セクション、ハードウェア・インターフェイス・デバイスの場合は「ピン配置」セクションを参照してください。

DRV8320 DRV8320R DRV8323 DRV8323R drv832xx_vds.gifFigure 28. DRV8320とDRV8320RのVDS監視
DRV8320 DRV8320R DRV8323 DRV8323R drv832xx_vds_1.gifFigure 29. DRV8323とDRV8323RのVDS監視