JAJSJP6B August 2018 – August 2021 DRV8350F , DRV8353F
PRODUCTION DATA
GHx ピンと GLx ピンが監視されているため、tDRIVE 時間の経過後に外部 MOSFET ゲートの電圧が増加も減少もしなければ、ゲート・ドライバ・フォルトが検出されます。このような障害は、GHx または GLx ピンが PGND、SHx、または VM ピンと短絡している場合に発生します。また、選択した IDRIVE 設定が外部 MOSFET を tDRIVE 期間中にオンにするのに十分ではない場合にも、ゲート・ドライバ・フォルトが発生する可能性があります。ゲート・ドライバ・フォルトが検出されると、すべての外部 MOSFET がディスエーブルになり、nFAULT ピンが Low になります。さらに、SPI レジスタでは、FAULT、GDF、および対応する VGS ビットが High にラッチされます。ゲート・ドライバのフォルト状態が解消され、CLR_FLT ビットまたは ENABLE リセット・パルス (tRST) のどちらかによってクリア・フォルト・コマンドが実行されると、通常動作が継続されます (ゲート・ドライバの動作が再開され、nFAULT ピンが解放される)。SPI デバイスでは、DIS_GDF_UVLO ビットを High に設定すると、この保護機能がディスエーブルになります。
ゲート・ドライバ・フォルトが発生する場合は、選択した IDRIVE または tDRIVE 設定が、外部 MOSFET に必要なスルーレートに対して低すぎる可能性があります。このような場合のゲート・ドライバ・フォルトは、IDRIVE または tDRIVE の設定値を増やすことで解決できます。また、外部 MOSFET のゲート - ソース間で短絡が発生している場合は、MOSFET ゲートがオンにならないのでゲート・ドライバ・フォルトが通知されます。