JAJSKI6C May 2020 – July 2022 DRV8424 , DRV8425
PRODUCTION DATA
スマート・チューン・リップル・コントロールは、ITRIP レベルと IVALLEY レベルを設定することで動作します。電流レベルが ITRIP に達すると、ドライバは tOFF 時間が経過するまでスロー・ディケイに移行する代わりに、IVALLEY に達するまでスロー・ディケイに移行します。スロー・ディケイは、両方のローサイド MOSFET がオンになって電流が再循環できるモード 1 と同様に動作します。このモードでは、電流レベルと動作条件に応じて tOFF が変化します。
このディケイ・モードのリップル電流は、TOFF ピンによってプログラミングされます。リップル電流は、特定のマイクロステップ・レベルの ITRIP に依存します。
TOFF | 特定のマイクロステップ・レベルでの電流リップル |
---|---|
0 | 19mA + ITRIP の 1% |
1 | 19mA + ITRIP の 2% |
ハイ・インピーダンス | 19mA + ITRIP の 4% |
330kΩ を GND との間に接続 | 19mA + ITRIP の 6% |
このリップル制御方法によって、はるかに厳密な電流レベルのレギュレーションが可能になり、モータの効率とシステムの性能が向上します。スマート・チューン・リップル制御は、可変オフ時間レギュレーション方式に対応するシステムで電流レギュレーションの電流リップルを小さくするために使用できます。PWM 周波数が可聴範囲外であることを確認するには、低リップル電流設定を選択します。ただし、リップル電流の値が大きいほど、 PWM 周波数が低下し、スイッチング損失が減少します。