JAJSKJ0B May   2020  – May 2022 DRV8426E

PRODUCTION DATA  

  1. 特長
  2. アプリケーション
  3. 概要
  4. 改訂履歴
  5. ピン構成および機能
    1.     端子機能
  6. 仕様
    1. 6.1 絶対最大定格
    2. 6.2 ESD 定格
    3. 6.3 推奨動作条件
    4. 6.4 熱に関する情報
    5. 6.5 電気的特性
    6. 6.6 代表的特性
  7. 詳細説明
    1. 7.1 概要
    2. 7.2 機能ブロック図
    3. 7.3 機能説明
      1. 7.3.1 PWM モータ・ドライバ
      2. 7.3.2 ブリッジの制御
      3. 7.3.3 電流レギュレーション
      4. 7.3.4 減衰モード
        1. 7.3.4.1 ミックス・ディケイ
        2. 7.3.4.2 ファースト・ディケイ
        3. 7.3.4.3 スマート・チューン・ダイナミック・ディケイ
        4. 7.3.4.4 スマート・チューン・リップル・コントロール
        5. 7.3.4.5 ブランキング時間
      5. 7.3.5 チャージ・ポンプ
      6. 7.3.6 リニア電圧レギュレータ
      7. 7.3.7 論理およびクワッドレベル・ピン構造図
        1. 7.3.7.1 nFAULT ピン
      8. 7.3.8 保護回路
        1. 7.3.8.1 VM 低電圧誤動作防止 (UVLO)
        2. 7.3.8.2 VCP 低電圧誤動作防止 (CPUV)
        3. 7.3.8.3 過電流保護 (OCP)
        4. 7.3.8.4 サーマル・シャットダウン (OTSD)
        5. 7.3.8.5 フォルト条件のまとめ
    4. 7.4 デバイスの機能モード
      1. 7.4.1 スリープ・モード (nSLEEP = 0)
      2. 7.4.2 動作モード (nSLEEP = 1)
      3. 7.4.3 nSLEEP リセット・パルス
      4. 7.4.4 機能モードのまとめ
  8. アプリケーションと実装
    1. 8.1 アプリケーション情報
    2. 8.2 代表的なアプリケーション
      1. 8.2.1 設計要件
      2. 8.2.2 詳細な設計手順
        1. 8.2.2.1 電流レギュレーション
        2. 8.2.2.2 消費電力および熱に関する計算
          1. 8.2.2.2.1 アプリケーション曲線
    3. 8.3 代替アプリケーション
      1. 8.3.1 設計要件
      2. 8.3.2 詳細な設計手順
        1. 8.3.2.1 電流レギュレーション
        2. 8.3.2.2 消費電力および熱に関する計算
          1. 8.3.2.2.1 ディケイ・モード
  9. 電源に関する推奨事項
    1. 9.1 バルク・コンデンサ
  10. 10レイアウト
    1. 10.1 レイアウトの注意点
      1. 10.1.1 レイアウト例
  11. 11デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 11.1 ドキュメントのサポート
      1. 11.1.1 関連資料
    2. 11.2 関連リンク
    3. 11.3 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    4. 11.4 コミュニティ・リソース
    5. 11.5 商標
  12. 12メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

減衰モード

PWM 電流チョッピング中、PWM 電流チョッピング・スレッショルドに達するまで H ブリッジはモータ巻線を駆動します。図 7-5 の項目 1 に、これを示します。

電流スレッショルドに達すると、H ブリッジは 2 種類の状態 (高速または低速減衰) で動作できるようになります。高速減衰モードでは、この電流レベルに達すると、巻線電流が逆方向に流れるように H ブリッジは状態を反転させます。図 7-5 の項目 2 に、高速減衰モードを示します。低速減衰モードでは、ブリッジの両方のローサイド FET をオンにすることで巻線電流を再循環させます。図 7-5 の項目 3 に、これを示します。

GUID-18AEE5D7-6CD1-4C1D-ABFA-643A18D2A4EB-low.gif図 7-5 減衰モード

減衰モードは、クワッド・レベルの ADECAY ピンと BDECAY ピンを設定することで選択されます (表 7-5.を参照)。

表 7-5 減衰モードの設定
xDECAY減衰モード
0スマート・チューン・ダイナミック・ディケイ
1スマート・チューン・リップル・コントロール
ハイ・インピーダンス混合減衰:30% 高速
330kΩ を GND との間に接続高速減衰

ADECAY ピンは H ブリッジ A (AOUT1、AOUT2) の減衰モードの設定に使用し、BDECAY ピンは H ブリッジ B (BOUT1、BOUT2) の減衰モードの設定に使用します。