JAJSKW7 December 2020 DRV8434A
PRODUCTION DATA
DRV8434A を構成するには、まず、モータ速度とマイクロステッピング・レベルの目標値が必要です。対象とするアプリケーションで一定速度が必要な場合、周波数 ƒstep の矩形波を STEP ピンに印加する必要があります。目標モータ速度が高すぎる場合、モータは回転しません。モータが目標速度に対応できることを確認してください。モータ速度 (v)、マイクロステッピング・レベル (nm)、モータのフルステップ角 (θstep) の目標値に対応する ƒstep を計算するにはEquation1 を使用します。
θstep 値は、ステッピング・モータのデータシートまたはモータそのものに記載されています。たとえば、1/8 マイクロステップ・モードで 18.75rpm という目標に対して、このアプリケーションのモータは 1.8°/step の回転が必要となります。Equation1 を使用すると、ƒstep は 500Hz として計算できます。
マイクロステッピング・レベルは M0 および M1 ピンで設定され、表 8-2 に示す設定のいずれかにできます。マイクロステッピング・レベルが高いほどモータの動きは円滑になり、可聴ノイズは小さくなりますが、同じモータ速度を実現するのにより高い ƒstep を必要とします。
M0 | M1 | ステップ・モード |
---|---|---|
0 | 0 | 100% 電流によるフルステップ (2 相励起) |
0 | 330kΩ を GND との間に接続 | 71% 電流によるフルステップ (2 相励起) |
1 |
0 | 非真円 1/2 ステップ |
ハイ・インピーダンス |
0 | 1/2 ステップ |
0 |
1 | 1/4 ステップ |
1 |
1 | 1/8 ステップ |
ハイ・インピーダンス |
1 | 1/16 ステップ |
0 | ハイ・インピーダンス | 1/32 ステップ |
ハイ・インピーダンス |
330kΩ を GND との間に接続 | 1/64 ステップ |
ハイ・インピーダンス |
ハイ・インピーダンス | 1/128 ステップ |
1 | ハイ・インピーダンス | 1/256 ステップ |