JAJSHH8B August 2019 – January 2021 DRV8874-Q1
PRODUCTION DATA
サイクル単位モードの場合、IOUT が ITRIP を超過してから、EN/IN1 ピンまたは PH/IN2 ピンの次の制御入力エッジまで、H ブリッジがブレーキ (ローサイド・スロー・ディケイ状態、両方のローサイド MOSFET がオン) に移行します。このため、外部コントローラによる電流チョッピング方式の追加制御が可能です。図 7-4 に、これを示します。サイクル単位モードでは、ブレーキ (ローサイド・スロー・ディケイ状態) に移行した後、出力をリセットするために新しい制御入力エッジが必要なため、100% デューティ・サイクル電流レギュレーションをサポートしていません。
本デバイスは、サイクル単位モードにおいて、H ブリッジが内部電流チョッピングに移行すると常に nFAULT ピンを Low にして表示します。これを使って、デバイスの出力が制御入力と異なっているかどうか、または負荷が ITRIP スレッショルドに達したかどうかを判断できます。これを図 7-5 に示します。nFAULT は、デバイスが次の制御入力エッジを受信し、出力をリセットするとすぐに解放されます。
nFAULT ピンが電流チョッピング状態出力として Low になっても、デバイスの機能は影響されません。nFAULT ピンは状態出力としてのみ使用され、デバイスは通常動作を継続します。デバイス・フォルト (「Topic Link Label7.3.4」で概説しています) と電流チョッピング状態出力を区別するために、nFAULT ピンを制御入力と比較できます。電流チョッピング状態出力は、制御入力が順方向または逆方向の駆動状態 (図 7-1) を指示している場合にのみアサートできます。nFAULT ピンの挙動が図 7-5 に示す動作から逸脱した場合、以下の状況のいずれかが発生しています。
チャネル1 = EN | チャネル2 = nFAULT | ||
チャネル3 = VREF | チャネル4 = IPROPI |