JAJSFT2C July 2018 – April 2024 DS90UB935-Q1
PRODUCTION DATA
プロキシ コントローラのタイミング パラメータは、内部基準クロックに基づいています。I2C コントローラは、レジスタ 0x0B および 0x0C のタイミング制御を使用して I2C 読み取りまたは書き込みアクセスを再生成し、標準、ファースト、またはファースト プラス動作モードに必要な I2C タイミングを満たすようにクロック信号とデータ信号を再生成します。
I2C コントローラの SCL High 時間がレジスタ 0x0B に設定されます。このフィールドは、シリアライザがローカル I2C バスのコントローラである場合の SCL 出力の High パルス幅を設定します。 デフォルト値は、26.25MHz の内部基準クロックで SCL High 時間が最小 5µs になるように設定されています。これには、発振器クロック 5 周期分の追加遅延、すなわち同期および応答時間を含んでいます。公称発振器クロック周波数の単位は 38.1ns で、最小遅延 = 38.1ns × (SCL_HIGH_TIME + 5) となります。
I2C コントローラの SCL Low 時間がレジスタ 0x0C に設定されます。このフィールドは、シリアライザがローカル デシリアライザ I2C バスのコントローラである場合の SCL 出力の Low パルス幅を設定します。双方向制御チャネルによるアクセス中、SCL を解放する前にデータを提供するため、ターゲットは、この値を SDA セットアップ時間としても使います。デフォルト値は、26.25MHz の内部基準クロックで SCL High 時間が最小 5µs になるように設定されています。これには、発振器クロック 5 周期分の追加遅延、すなわち同期および応答時間を含んでいます。公称発振器クロック周波数の単位は 38.1ns で、最小遅延 = 38.1ns × (SCL_HIGH_TIME + 5) となります。標準モード、ファースト モード、ファースト モード プラスのタイミング設定例は、表 6-12 を参照してください。
I2C モード | SCL High 時間 | SCL Low 時間 | ||
---|---|---|---|---|
0x0B | 公称遅延 | 0x0C | 公称遅延 | |
標準 | 0x7F | 5.03µs | 0x7F | 5.03µs |
ファースト | 0x13 | 0.914µs | 0x26 | 1.64µs |
ファースト プラス | 0x06 | 0.419µs | 0x0B | 0.648µs |