JAJSGQ1C December 2018 – January 2021 DS90UB941AS-Q1
PRODUCTION DATA
FPD-Link III デバイスの双方向制御チャネルは、プロキシ I2C マスタ実装に I2C 互換バス調停を実装しています。データ・ビットを送信する際、各 I2C マスタは SDA ラインの値を検出します。マスタがロジック 1 を送信しているにもかかわらず、ロジック 0 を検出した場合、そのマスタは調停に負けています。そのマスタは SDA の駆動を停止し、バスがアイドルになったときにトランザクションを再試行します。このようにして、複数の I2C マスタをシステムに実装できます。
バス上のすべての I2C マスタがマルチマスタ調停をサポートしている必要があります。
I2C バス上のすべてのデバイスに対して、1 ビット以上を 1 に設定した I2C アドレスを割り当てます。0x6A、0x7B、0x37 は I2C アドレスとして適切なアドレスの例です。0x40 と 0x20 は I2C アドレスとして不適切なアドレスの例です。
システムが BCC の両方向でマスタ / スレーブ動作を必要とする場合、常に一方向の動作のみが確実に行われるように何らかの通信方法を使う必要があります。その通信方法には、マスタが互いに通信して 2 つのマスタ間で制御を渡すことができるように、デシリアライザの利用可能な読み出し / 書き込みレジスタを使うことが含まれます。一例として、デシリアライザのレジスタ 0x18 または 0x19 をメールボックス・レジスタとして使い、あるマスタから別のマスタにチャネルの制御を渡すことができます。