JAJSGQ1C December 2018 – January 2021 DS90UB941AS-Q1
PRODUCTION DATA
スプリッタまたはレプリケート・モード中、ダウンストリーム・リンクごとに異なるオーディオを送信できます。動作は、AUDIO_CFG レジスタの SPLIT_AUDIO 制御によって制御されます。
SPLIT_AUDIO が 0 に設定されている場合、各ポートに同じオーディオが送信されます。送信されるチャネル数は DATAPATH_CTL レジスタの設定で決まります。両方のポートは同じに設定されます。
SPLIT_AUDIO が 1 に設定されている場合、ポート 1 では上下のチャネルが交換されます。これは、I2S_A/B の I2S 信号を I2S_C/D と交換することで行われます。このためステレオ・モードの場合、ポート 1 ではチャネル C の I2S データが送信されることになります。
表 8-7 に、その対応表を示します。
DS90UB941AS-Q1 を FPD3 スプリッタ・モードにストラップして起動すると、AUDIO_SPLIT 制御も 1 に設定されます。それ以外の場合、AUDIO_SPLIT 制御はデフォルトで 0 に設定されます。AUDIO_SPLIT レジスタ・ビットは、AUDIO_CFG レジスタに書き込むことでも制御できます。
SPLIT_AUDIO | ポート 0 | ポート 1 | |
---|---|---|---|
0 | A | I2S_DA | I2S_DA |
B | I2S_DB | I2S_DB | |
C | I2S_DC | I2S_DC | |
D | I2S_DD | I2S_DD | |
1 | A | I2S_DA | I2S_DC |
B | I2S_DB | I2S_DD | |
C | I2S_DC | I2S_DA | |
D | I2S_DD | I2S_DB |