JAJSGQ1C December 2018 – January 2021 DS90UB941AS-Q1
PRODUCTION DATA
図 8-26 に、DSI0 (DSI1 も可能) 上の 1 つの DSI 非対称ビデオ・ストリーム入力が、異なるビデオ解像度を持つ 2 つのビデオに分割される様子を示します。
このモードでは、1 つの DSI ビデオ入力に、異なる形式とパラメータを持つ 2 組のビデオ・データを含めることができます。出力でクロッピングされた (切り取られた) 画像のサイズは小さくなりますが、ラインのタイミングは維持されるため、垂直ブランキングが増えます。
結果の出力画像をクロッピングする (切り取る) ことで、フレームの非対称型分割を実現できます。入力ビデオの要件は、対称型分割の場合と同じです。スーパーフレームには、同サイズの 2 つの画像が含まれる必要があります。それらの画像は、水平寸法と垂直寸法の両方に対してクロッピングされ、サイズが小さい画像が生成されます。クロック周波数は、スーパーフレームの周波数の 1/2 に維持されることに注意します。また、水平および垂直ブランキング間隔はクロッピングの大きさに応じて増加します。
非対称型分割の設定は、各画像の画像クロッピングを有効化することで行われます。画像をクロッピングするたびに、水平および垂直寸法を設定する必要があります。
クロッピングは、各ポートの CROP_START_X/Y および CROP_STOP_X/Y レジスタで制御されます。各ポートの CROP_ENABLE は、CROP_START_X1 レジスタのビット 7 です。
クロッピング機能に加えて、水平同期幅と水平バック・ポーチ期間も変更できます。通常、これらの値は入力ビデオに基づいて自動的に生成 (デュアル・イメージの値の 1/2) されますが、IMG_HSYNC_CTL レジスタを設定することでこれらの値をオーバーライドできます。水平同期期間と水平バック・ポーチは、HSYNC_OV_EN または HBACK_OV_EN 制御と IMG_HSYNC および IMG_HBACK パラメータを設定することで、個別にオーバーライドできます。
デフォルトでは、非対称型分割はスーパーフレーム画像の 1/2 の周波数で各結果画像を生成します。外部から供給された基準クロックの周波数、または DPHY レーン・クロックの 1/N 分周の周波数で各結果画像を生成することもできます。