JAJSGQ1C December 2018 – January 2021 DS90UB941AS-Q1
PRODUCTION DATA
DS90UB941AS-Q1 は、DSI 仮想チャネル ID に基づいて画像を分割できます。このモードでは、DSI 入力 (デュアル DSI ではなくシングル DSI のみ) に、仮想チャネル ID によって指定された 2 つの画像を含めることができます。これらの仮想チャネル画像にはそれぞれ、独立したビデオ・データだけでなく、適切な垂直 / 水平同期パルスが含まれている必要があります。統合された画像が依然として正確なタイミング情報を保持できるように、2 つの画像のライン・レートを同じにすることを推奨します。DS90UB941AS-Q1 は、VC-ID に基づいて 2 つの画像を別個の FPD-Link III 出力に分割します。
2 つの画像に共通の VSYNC を使うこともできます。2 つの画像に対して、常に独立して HSYNC 制御を行う必要があります。
VC-ID 分割は、各ポートで受信された HSYNC タイミングに基づいてビデオ・タイミングを再現します。デフォルトでは、各ポートは立ち上がり HSYNC エッジから遅れて転送を開始します。受信した値に基づいて、HSYNC 幅とバック・ポーチを再生成します。水平同期タイミングを適切に再生成するには、2 つの選択肢があります。望ましい選択肢は、IMG_DELAY のデフォルト設定値を使い、かつ IMG_HSYNC_CTLx レジスタを使って各ポートの水平同期および水平バック・ポーチ期間のレジスタ・オーバーライドを有効にすることです。第 2 の選択肢は、水平同期タイミングの自動生成を有効にし、かつ水平同期期間と 3D 画像の水平バック・ポーチ期間の和よりも大きい値に IMG_DELAY の値 (単位:ピクセル) を設定することです。
適切なビデオ・タイミングを維持するため、以下のような一貫したパケット順序で 2 つの画像を DSI 経由で送信することを推奨します (DSI 仕様の同期イベント命名規則を使っています)。
VSS_VCID0 – 垂直同期開始
VSS_VCID1 HSS_VCID0 – 垂直ブランキング
HSS_VCID1
HSS_VCID0
HBP_VCID0
RGB_VCID0 -- VCID0 のビデオ・ライン
HSS_VCID1
HBP_VCID1
RGB_VCID1 – VCID1 のビデオ・ライン
….
いずれの場合も、各ビデオ・ラインは 1 つのパケットとして送信される必要があります。仮想チャネルによるビデオ・ストリーム出力の垂直ブランキングはスーパーフレーム実装と同じであるため、ビデオ・ストリームが小さいほど垂直ブランキングは大きくなります。