JAJSHA5B May 2019 – January 2021 DS90UH941AS-Q1
PRODUCTION DATA
D-PHY レシーバは、高速 (HS) モードまたはエスケープ・モードに設定できます。通常動作中、データ・レーンは高速モードに設定されます。エスケープ・モードでは、D-PHY は低消費電力 (LP) 状態になります。高速モードでは、データはバースト転送され、ストップ状態 (LP-11) で開始および終了します。または、ヌルまたはブランキング・パケットの送信によって HS モードにとどまることができます。通常モードからエスケープ・モードまたは低消費電力状態に D-PHY を移行させるための遷移状態が存在します。
高速モードに移行するためのシーケンスは次のとおりです。LP-11、LP-01、LP-00 (この時点で、ストップ状態 (LP-11) が受信されるまでデータ・レーンは高速モードに維持されます)。
エスケープ・モードに移行するためのシーケンスは次のとおりです。LP-11、LP-10、LP-00、LP-01、LP-00。最後のブリッジ状態 (LP-00) が観測されるとすぐに、レーンはエスケープ・モードに移行します。