JAJSFB7F April   2018  – October 2024 INA181-Q1 , INA2181-Q1 , INA4181-Q1

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. デバイスの比較
  6. ピン構成および機能
  7. 仕様
    1. 6.1 絶対最大定格
    2. 6.2 ESD 定格
    3. 6.3 推奨動作条件
    4. 6.4 熱に関する情報
    5. 6.5 電気的特性
    6. 6.6 代表的特性
  8. 詳細説明
    1. 7.1 概要
    2. 7.2 機能ブロック図
    3. 7.3 機能説明
      1. 7.3.1 広い帯域幅と大きなスルーレート
      2. 7.3.2 双方向電流監視
      3. 7.3.3 広い入力同相電圧範囲
      4. 7.3.4 高精度ローサイド電流センシング
      5. 7.3.5 レール・ツー・レール出力
    4. 7.4 デバイスの機能モード
      1. 7.4.1 通常モード
      2. 7.4.2 単方向モード
      3. 7.4.3 双方向モード
      4. 7.4.4 入力差動過負荷
      5. 7.4.5 シャットダウン・モード
  9. アプリケーションと実装
    1. 8.1 アプリケーション情報
      1. 8.1.1 基本的な接続
      2. 8.1.2 RSENSE とデバイスのゲインの選択
      3. 8.1.3 信号フィルタリング
      4. 8.1.4 複数の電流の加算
      5. 8.1.5 リーク電流の検出
    2. 8.2 代表的なアプリケーション
      1. 8.2.1 設計要件
      2. 8.2.2 詳細な設計手順
      3. 8.2.3 アプリケーション曲線
    3. 8.3 電源に関する推奨事項
      1. 8.3.1 26V を超える同相過渡
    4. 8.4 レイアウト
      1. 8.4.1 レイアウトのガイドライン
      2. 8.4.2 レイアウト例
  10. デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 9.1 デバイスのサポート
      1. 9.1.1 開発サポート
    2. 9.2 ドキュメントのサポート
      1. 9.2.1 関連資料
    3. 9.3 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    4. 9.4 サポート・リソース
    5. 9.5 商標
    6. 9.6 静電気放電に関する注意事項
    7. 9.7 用語集
  11. 10改訂履歴
  12. 11メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
  • DBV|6
  • DCK|6
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

26V を超える同相過渡

INAx181-Q1 は、少量の回路を追加することにより、車載アプリケーションなどの 26V を超える過渡電圧が発生する回路で使用できます。ツェナー ダイオードまたはツェナー タイプの過渡アブソーバ (「トランゾーブ」とも呼ばれる) のみを使用してください。その他のタイプの過渡アブソーバには、許容できない時間遅延があります。 ツェナーの動作インピーダンスとして 1 対の抵抗を追加する事から始めます。図 8-9 を参照してください。これらの抵抗はできるだけ小さい値 (ほとんどの場合、約 10Ω) にします。より大きな値も使えますが、ゲインに影響します (信号フィルタリング のセクションを参照)。 この回路は短期的な過渡のみを制限するため、多くの用途では、許容される最小の電力定格の従来型のツェナー ダイオードと 10Ω の抵抗を使うことで満足な結果が得られます。この組み合わせを使うと、基板面積を最小化できます。これらのダイオードは、SOT-523 または SOD-523 などの小型パッケージで供給されます。

INA181-Q1 INA2181-Q1 INA4181-Q1 デュアル ツェナー ダイオードを使用した過渡保護図 8-9 デュアル ツェナー ダイオードを使用した過渡保護

小電力のツェナー ダイオードでは十分な過渡吸収能力が得られない場合、大電力のトランゾーブを使用する必要があります。最もパッケージ効率の高いソリューションは、図 8-10 に示すように、デバイス入力の間に 1 つのトランゾーブと、2 つのダイオードを逆向きに並列接続して使用することです。最もスペース効率が高いソリューションは、1 つの SOT-523 または SOD-523 パッケージに封止されたデュアル直列接続ダイオードです。図 8-9図 8-10 に示す例のどちらでも、INAx181-Q1 とすべての保護部品が必要とする総基板面積は、SO-8 パッケージの基板面積より小さく、MSOP-8 パッケージの基板面積よりもわずかに大きいです。

INA181-Q1 INA2181-Q1 INA4181-Q1 1 つのトランゾーブと入力クランプを使用した過渡保護図 8-10 1 つのトランゾーブと入力クランプを使用した過渡保護

詳細については、『過渡堅牢性を備えた電流シャント モニタ』リファレンス デザインを参照してください。