JAJSFB7F April 2018 – October 2024 INA181-Q1 , INA2181-Q1 , INA4181-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
INAx181-Q1 は、少量の回路を追加することにより、車載アプリケーションなどの 26V を超える過渡電圧が発生する回路で使用できます。ツェナー ダイオードまたはツェナー タイプの過渡アブソーバ (「トランゾーブ」とも呼ばれる) のみを使用してください。その他のタイプの過渡アブソーバには、許容できない時間遅延があります。 ツェナーの動作インピーダンスとして 1 対の抵抗を追加する事から始めます。図 8-9 を参照してください。これらの抵抗はできるだけ小さい値 (ほとんどの場合、約 10Ω) にします。より大きな値も使えますが、ゲインに影響します (信号フィルタリング のセクションを参照)。 この回路は短期的な過渡のみを制限するため、多くの用途では、許容される最小の電力定格の従来型のツェナー ダイオードと 10Ω の抵抗を使うことで満足な結果が得られます。この組み合わせを使うと、基板面積を最小化できます。これらのダイオードは、SOT-523 または SOD-523 などの小型パッケージで供給されます。
小電力のツェナー ダイオードでは十分な過渡吸収能力が得られない場合、大電力のトランゾーブを使用する必要があります。最もパッケージ効率の高いソリューションは、図 8-10 に示すように、デバイス入力の間に 1 つのトランゾーブと、2 つのダイオードを逆向きに並列接続して使用することです。最もスペース効率が高いソリューションは、1 つの SOT-523 または SOD-523 パッケージに封止されたデュアル直列接続ダイオードです。図 8-9 と図 8-10 に示す例のどちらでも、INAx181-Q1 とすべての保護部品が必要とする総基板面積は、SO-8 パッケージの基板面積より小さく、MSOP-8 パッケージの基板面積よりもわずかに大きいです。
詳細については、『過渡堅牢性を備えた電流シャント モニタ』リファレンス デザインを参照してください。