JAJSKZ6A January 2021 – May 2022 INA228
PRODUCTION DATA
INA228 には、多目的のオープン・ドレイン ALERT 出力ピンがあり、複数の診断結果の通知や、デバイスがトリガ・モードと連続変換モードの両方で動作しているときに、ADC 変換が完了したことを示すために使用することができます。表 7-1 に示す診断は定期的に監視され、監視された出力値が関連の範囲外スレッショルドを超えるたびに、ALERT ピンを経由して通知されます。
INA228 診断 | DIAG_ALRT レジスタのステータス・ビット (RO) | 範囲外スレッショルド・レジスタ (R/W) | レジスタのデフォルト値 |
---|---|---|---|
シャント低電圧制限 | SHNTUL | SUVL | 0x8000 h (2 の補数) |
シャント過電圧制限 | SHNTOL | SOVL | 0x7FFF h (2 の補数) |
バス電圧制限超過 | BUSOL | BOVL | 0x7FFF h (2 の補数、正の値のみ) |
バス電圧低電圧 | BUSUL | BUVL | 0x0000 h (2 の補数、正の値のみ) |
温度制限超過 | TMPOL | TEMP_LIMIT | 0xFFFF h (2 の補数、正の値のみ) |
電力制限超過 | POL | PWR_LIMIT | 0x7FFF h (2 の補数) |
DIAG_ALRT レジスタからの読み取り値は、ALERT ピンでトリガされた診断の種類を判断するために使用されます。このレジスタは、表 7-16 に示すように、その他の関連診断を監視したり、ALERT ピンの一部の機能の構成にも使用することができます。
ALERT ピンで通知されないが DIAG_ALRT レジスタの読み取りによって利用可能なその他の診断機能:
ADC 変換完了イベントが通知されるように ALERT ピンを構成すると、ALERT ピンは多目的通知出力になります。図 7-6 は、INA228 デバイスがシャント過電圧 (過電流) イベント、バス低電圧イベント、過熱イベント、電力制限超過イベントの影響を受けているときに、デバイスが ADC 変換完了イベントを通知している例です。