JAJSMW4 December 2022 INA232
PRODUCTION DATA
#GUID-0922F319-4009-4196-8997-23EE5EF5904E/INA229_TABLE_1 に、INA232 レジスタの一覧を示します。#GUID-0922F319-4009-4196-8997-23EE5EF5904E/INA229_TABLE_1 に記載のないレジスタの位置はすべて予約済みであり、レジスタの内容を変更することはできません。
アドレス | レジスタ名 | レジスタ・サイズ (ビット) | リセット値 | セクション |
---|---|---|---|---|
0h | Configuration レジスタ | 16 | 4127h | 表示 |
1h | Shunt Voltage レジスタ | 16 | 0000h | 表示 |
2h | Bus Voltage レジスタ | 16 | 0000h | 表示 |
3h | Power レジスタ | 16 | 0000h | 表示 |
4h | Current レジスタ | 16 | 0000h | 表示 |
5h | Calibration レジスタ | 16 | 0000h | 表示 |
6h | Mask/Enable レジスタ | 16 | 0000h | 表示 |
7h | Alert Limit レジスタ | 16 | 0000h | 表示 |
3Eh | Manufacturer ID レジスタ | 16 | 5449h | 表示 |
表の小さなセルに収まるように、複雑なビット・アクセス・タイプを記号で表記しています。#GUID-0922F319-4009-4196-8997-23EE5EF5904E/INA229_LEGEND に、このセクションでアクセス・タイプに使用しているコードを示します。
アクセス・タイプ | コード | 説明 |
---|---|---|
読み出しタイプ | ||
R | R | 読み出し |
書き込みタイプ | ||
W | W | 書き込み |
Configuration レジスタを、#GUID-0922F319-4009-4196-8997-23EE5EF5904E/INA229_INA229_CONFIG_1_TABLE に示します。
ビット | フィールド | タイプ | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15 | RST | R/W | 0b | このビットを「1」にセットすると、パワーオン・リセットと同じシステム・リセットが発生します。 すべてのレジスタをデフォルト値にリセットします。その後で、このビットはセルフ・クリアされます。 0b=通常動作 1b=システム・リセットを起こし、レジスタをデフォルト値にリセットしてからセルフ・クリアされます |
14-13 | 予約済み | R | 10b | 予約済み、値は常に 10b が返されます |
12 | ADCRANGE | R/W | 0b | シャントを IN+ と IN- の間のフルスケール入力で選択できます。 0b = ±81.92mV 1b = ±20.48mV |
11-9 | AVG | R/W | 000b | 平均化する ADC 変換結果の数を設定します。読み戻しレジスタは、平均化が完了した後に更新されます。 000b = 1 001b = 4 010b = 16 011b = 64 100b = 128 101b = 256 110b = 512 111b = 1024 |
8-6 | VBUSCT | R/W | 100b | VBUS 測定の変換時間を設定します 000b = 140µs 001b = 204µs 010b = 332µs 011b = 588µs 100b = 1100µs 101b = 2116µs 110b = 4156µs 111b = 8244µs |
5-3 | VSHCT | R/W | 100b | SHUNT 測定の変換時間を設定します 000b = 140µs 001b = 204µs 010b = 332µs 011b = 588µs 100b = 1100µs 101b = 2116µs 110b = 4156µs 111b = 8244µs |
2-0 | MODE | R/W | 111b | 動作モード。シャットダウン・モード、連続モード、トリガ・モードのいずれかでデバイスを動作させるようにモードを選択できます。 また、このモードにより、ユーザーはマルチプレクサが、バス電圧、シャント電圧、または温度の測定を、連続またはトリガ・モードで行うよう、設定できます。 000b=シャットダウン 001b=シャント電圧トリガ、シングル・ショット 010b=バス電圧トリガ、シングル・ショット 011b=シャント電圧とバス電圧トリガ、シングル・ショット 100b=シャットダウン 101b=シャント電圧、連続 110b=バス電圧、連続 111b=シャント電圧とバス電圧、連続 |
Shunt Voltage レジスタには、電流シャント電圧の読み取り値 VSHUNT が保存されます。このレジスタを、#GUID-0922F319-4009-4196-8997-23EE5EF5904E/INA229_INA229_VSHUNT_TABLE に示します。負の値は、2 の補数形式で表記されます。負の値の 2 の補数を生成するには、バイナリ数の絶対値の補数を求めて、1 を足します。MSB が「1」のときは、負の値を示しています。
例:VSHUNT = -80mV の値なら:
平均化がイネーブルなら、平均化された値がこのレジスタに示されます。
ビット | フィールド | タイプ | リセット | 説明 |
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15-0 | VSHUNT | R | 0000h | シャント出力の両端で測定された差動電圧。2 の補数値。 |
Bus Voltage レジスタを、#GUID-0922F319-4009-4196-8997-23EE5EF5904E/INA229_INA229_VBUS_TABLE に示します。
このレジスタは、正の値のみを返します。平均化がイネーブルなら、平均化された値がこのレジスタに示されます。
ビット | フィールド | タイプ | リセット | 説明 |
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15 | 予約済み | R | 0b | 同相電圧は正のみなので、このビットは 0 を返します |
14-0 | VBUS | R | 0000h | これらのビットは、システムのバス電圧を読み出します |
power レジスタを、#GUID-0922F319-4009-4196-8997-23EE5EF5904E/INA229_INA229_POWER_TABLE に示します。
平均化がイネーブルなら、平均化された値がこのレジスタに示されます。Power レジスタは、Current レジスタの 10 進値に Bus Voltage レジスタの 10 進値を乗算することで、電力をワット単位で記録します。結果は符号なしです。
ビット | フィールド | タイプ | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15-0 | POWER | R | 0000h | このビットは、システムの電力の計算値を返します。 結果は符号なしです。 |
CUREENT レジスタを、#GUID-0922F319-4009-4196-8997-23EE5EF5904E/INA229_INA229_CURRENT_TABLE に示します。
平均化がイネーブルなら、平均化された値がこのレジスタに示されます。Current レジスタの値は、Shunt Voltage レジスタの 10 進値に Calibration レジスタの 10 進値を乗算することで計算されます。
ビット | フィールド | タイプ | リセット | 説明 |
---|---|---|---|---|
15-0 | CURRENT | R | 0000h | 電流出力の計算値 (アンペア)。2 の補数値。 |
Calibration レジスタを #GUID-0922F319-4009-4196-8997-23EE5EF5904E/INA229_INA229_DIAG_ALRT_TABLE に示します。このレジスタは、最初の電源投入時、または電力サイクル・イベントの後で、有効な電流および電力の結果を受信するようにプログラムする必要があります。
このレジスタは、差動電圧の測定値の作成に使われたシャント抵抗の値をデバイスに示します。また、Current レジスタの分解能も設定します。このレジスタをプログラムすると、CURRENT_LSB と Power_LSB が設定されます。
ビット | フィールド | タイプ | リセット | 説明 |
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15 | 予約済み | R | 0h | |
14-0 | SHUNT_CAL | R/W | 0000h | シャント電圧から電流への変換を行うために必要な、プログラムされた値。 |
Mask/Enable レジスタを、#GUID-0922F319-4009-4196-8997-23EE5EF5904E/TABLE_HRH_TH3_HPB に示します。
ビット | フィールド | タイプ | リセット | 説明 |
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15 | SOL (シャントの上限) | R/W | 0b | このビットを High にセットすると、シャント電圧の変換結果が LIMIT レジスタにプログラムされた値を超えたとき、ALERT ピンがアサートされるように構成されます |
14 | SUL (シャントの下限) | R/W | 0b | このビットを High にセットすると、シャント電圧の変換結果が LIMIT レジスタにプログラムされた値を下回ったとき、ALERT ピンがアサートされるように構成されます。 シャントの上限が設定されているときには設定できません。 |
13 | BOL (バスの上限) | R/W | 0b | このビットを High にセットすると、バス電圧の変換結果が LIMIT レジスタにプログラムされた値を超えたとき、ALERT ピンがアサートされるように構成されます シャントの上限または下限が設定されているときには設定できません。 |
12 | BUL (バスの下限) | R/W | 0b | このビットを High にセットすると、バス電圧の変換結果が LIMIT レジスタにプログラムされた値を下回ったとき、ALERT ピンがアサートされるように構成されます シャントの上限、シャントの下限、またはバスの上限が設定されているときには設定できません。 |
11 | POL (電力上限) | R/W | 0b | このビットを High にセットすると、電力の結果が LIMIT レジスタにプログラムされた値を超えたとき、ALERT ピンがアサートされるように構成されます シャントの上限、シャントの下限、バスの上限、またはバスの下限が設定されているときには設定できません。 |
10 | CNVR (変換準備完了) | R/W | 0b | このビットを High にセットすると、変換準備完了フラグ (ビット 3) がアサートされ、デバイスが次の変換を行えることが示されたとき、ALERT ピンがアサートされるよう構成されます。 0b = ALERT ピンの変換準備完了フラグをディセーブルにする 1b = ALERT ピンの変換準備完了フラグをイネーブルにする |
9-6 | 予約済み | R | 0000b | |
5 | MemError | R | 0b | CRC または ECC エラー |
4 | AFF (アラート機能フラグ) | R | 0b | アラート機能フラグ。ALERT ピンで一度に監視できるアラート機能は 1 つだけですが、変換準備完了をイネーブルにして ALERT ピンをアサートすることもできます。アラートの後にアラート機能フラグを読み取ると、アラート機能がアラートのソースかどうかを判定できます。 アラート・ラッチ・イネーブル・ビットがラッチ・モードに設定されている場合、アラート機能フラグ・ビットは Mask/Enable レジスタが読み出されたときのみクリアされます。アラート・ラッチ・イネーブル・ビットが透過モードに設定されている場合、アラート状態にならない次の変換後にアラート機能フラグ・ビットがクリアされます。 |
3 | CVRF (変換準備完了フラグ) | R | 0b | デバイスはいつでも読み出せ、最後の変換のデータは保持されていますが、ワンショットまたはトリガ変換の調整のため、変換完了準備フラグがあります。 変換準備完了フラグ・ビットは、すべての変換、平均化、乗算が完了した後にセットされます。 変換準備完了フラグ・ビットは、以下の条件でクリアされます。 1.)Configuration レジスタへの書き込み (パワーダウンの選択を除く) 2.)Mask/Enable レジスタの読み取り |
2 | OVF (算術オーバーフロー) | R | 0b | 算術演算の結果がオーバーフロー・エラーになった場合、このビットは 1 に設定される。これは、電流と電力のデータが無効である可能性を示している。 |
1 | APOL (アラート極性) | R/W | 0b | アラート極性ビットは、ALERT ピンの極性を設定します。 0h=通常 (アクティブ Low オープン・ドレイン) 1h=反転 (アクティブ High) |
0 | LEN (アラート・ラッチ・イネーブル) | R/W | 0b | アラート・ラッチ・イネーブル・ビットが透過モードに設定されているとき、フォルト条件がクリアされると、Alert ピンとアラート機能フラグ (AFF) ビットがアイドル状態にリセットされます。 アラート・ラッチ・イネーブル・ビットがラッチ・モードに設定されているとき、フォルトの後でも、Alert ピンと AFF ビットはアクティブのまま、このレジスタ・フラグが読み取られるまで維持されます。 I2C アラート応答機能を使用するには、このビットをセットする必要があります。 0b=透過 1b=ラッチ付き Alert ピン |
Alert limit レジスタを、#GUID-0922F319-4009-4196-8997-23EE5EF5904E/INA229_INA229_SUVL_TABLE に示します。
ビット | フィールド | タイプ | リセット | 説明 |
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15-0 | LIMIT | R/W | 0000h | Alert Limit レジスタには、Mask/Enable レジスタで選択されたレジスタと比較して、制限を超えたかどうかを判定するために使用する値が含まれています。 シャントの過電圧制限には、2 の補数値を使用する必要があります。入力される制限値は、対象レジスタの形式と一致している必要があります |
Manufacturer ID レジスタを、#GUID-0922F319-4009-4196-8997-23EE5EF5904E/INA229_INA229_MANUFACTURE_ID_TABLE に示します。
ビット | フィールド | タイプ | リセット | 説明 |
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15-0 | MANUFACTURE_ID | R | 5449h | 読み出し値は ASCII コードの「TI」です |