JAJSLK6D May 2021 – August 2023 INA236
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
INA236 には、「ALERT ピン」で説明されているように、いくつかの異なるフォルト条件で Alert ピンをアサートする機能があります。Alert ピンをアサートするために必要なフォルト条件は、Mask/Enable レジスタ (6h) を適切にプログラムして選択する必要があります。フォルト・スレッショルドを設定するには、目標のトリップ・スレッショルドをAlert Limit レジスタ (7h) にプログラムします。
たとえば、過電流フォルト条件を選択するには、Mask/Enable レジスタの SOL ビットを 1 にセットします。過電流条件に必要なスレッショルドは、Alert Limit レジスタでプログラムする必要があります。この例では、過電流スレッショルドは 9.0A で、電流検出抵抗の値は 8.0mΩ なので、シャント電圧制限は 72mV です。シャント電圧制限を計算した後は、シャント電圧制限をシャント電圧の LSB サイズで除算して、Shunt Over Voltage Limit レジスタの値を求めます。
この場合、alert limit レジスタの計算値は 72mV/2.5μV = 28800d (7080h) です。
Alert Limit レジスタに格納される値は、VS 電力サイクル・イベント後はデフォルト値に設定され、電力が印加されるたびに再プログラムする必要があります。