JAJSLK6D May 2021 – August 2023 INA236
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
INA236 の特定のレジスタにアクセスするには、適切な値をレジスタのポインタに書き込みます。レジスタ、および対応のアドレスの一覧については、「レジスタ・マップ」を参照してください。ターゲット・アドレス・バイトの後に、R/W ビットが Low で転送される最初のバイトが、レジスタのポインタの値です (図 7-5 を参照)。デバイスへの書き込み動作を行うたびに、レジスタのポインタに指定する値が必要です。
レジスタへの書き込みは、コントローラによって送信される最初のバイトから開始されます。このバイトはターゲット・アドレスで、R/W ビットは Low です。有効なアドレスを受信すると、デバイスはアクノリッジします。コントローラから送信される次のバイトは、アクセスされるレジスタのアドレスです。このレジスタのアドレス値により、レジスタのポインタは目的の内部デバイス・レジスタに更新されます。次の 2 バイトは、レジスタのポインタでアドレス指定されたレジスタに書き込まれます。デバイスは、データ・バイトを受信するたびにアクノリッジします。コントローラは、スタート条件またはストップ条件を生成することで、データ転送を終了できます。
デバイスから読み取りを行う場合、書き込み動作によってレジスタのポインタに保存されている最後の値によって、読み取り動作時に読み取るレジスタが決定されます。読み取り動作のレジスタのポインタを変更するには、レジスタのポインタに新しい値を書き込む必要があります。この書き込みを行うには、ターゲット・アドレス・バイトを R/W ビット Low で発行し、続いてレジスタのポインタ・バイトを送信します。追加のデータは必要ありません。次に、コントローラはスタート条件を生成し、ターゲットに R/W ビット High でアドレス・バイトを送信して、読み取りコマンドを開始します。次のバイトはターゲットから送信され、レジスタのポインタで指定されるレジスタの最上位バイトです。このバイトに続いて、コントローラからアクノリッジがあります。次に、ターゲットは最下位バイトを送信します。2 番目のデータ・バイトを受信したとき、コントローラはアクノリッジする場合としない場合があります。コントローラは、任意のデータ・バイトを受信した後にノン・アクノリッジを生成するか、スタート条件またはストップ条件を生成することにより、データ転送を終了できます。同じレジスタから繰り返し読み取ることが望ましい場合は、レジスタのポインタ・バイトを連続送信する必要はありません。次の書き込み動作によって変更されるまで、デバイスはレジスタのポインタの値を保持します。
書き込み動作のタイミング図を、図 7-3 に示します。読み取り動作のタイミング図を、図 7-4 に示します。これらの図は、16 ビットのレジスタに対する読み取り / 書き込みを示しています。
レジスタのバイトは、最初に最上位バイト、次に最下位バイトの順に送信されます。