JAJSNB6C november 2021 – may 2023 INA350
PRODUCTION DATA
INA350 は、内蔵の電磁干渉 (EMI) フィルタリングを使用して、ワイヤレス通信や、アナログ信号チェーンとデジタル部品が混在する高密度実装の基板などのソースによる EMI の影響を低減します。EMI 耐性は回路設計手法により改善可能で、INA350 はこのような設計の改善を活用しています。テキサス・インスツルメンツは、10MHz から 6GHz までの幅広い周波数スペクトルにわたって、オペアンプの耐性を正確に測定および数量化する機能を開発しました。INA350 でこのテストを行った結果を、図 8-62 に示します。実際のアプリケーションで一般的に発生する、特定の周波数における INA350 の EMIRR IN+ 値を、表 8-2 に示します。『オペアンプの EMI 除去率』アプリケーション・レポートには、オペアンプに関連する EMIRR 性能の詳細情報が記載されており、www.tij.co.jp からダウンロードできます。
周波数 | アプリケーションまたは割り当て | EMIRR IN+ |
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400MHz | モバイル無線、モバイル衛星、宇宙での運用、気象、レーダー、極超短波 (UHF) アプリケーション | 60dB |
900MHz | GSM 移動通信システム、無線通信、ナビゲーション、GPS (最高 1.6GHz まで)、GSM、航空移動通信、UHF アプリケーション | 92dB |
1.8GHz | GSM アプリケーション、モバイル・パーソナル通信、ブロードバンド、衛星、L バンド (1GHz~2GHz) | 90dB |
2.4GHz | 802.11b、802.11g、802.11n、Bluetooth®、モバイル・パーソナル通信、産業用、科学用および医療用 (ISM) 無線帯域、アマチュア無線および衛星、S バンド (2GHz~4GHz) | 95dB |
3.6GHz | 無線測位、航空通信およびナビゲーション、衛星、モバイル、S バンド | 108dB |
5GHz | 802.11a、802.11n、航空通信とナビゲーション、モバイル通信、宇宙と衛星での運用、C バンド (4GHz~8GHz) | 105dB |