JAJSGE3F October 2018 – April 2021 INA592
PRODUCTION DATA
INA592 は、電源レールを超える入力電圧を測定できます。内蔵抵抗は、電圧が内部オペアンプに到達する前に分圧し、オペアンプ入力の保護を行います。図 9-3 は、分圧が差動アンプ構成内で、どのように動作するかの例を示しています。INA592 を正しく測定するには、内部オペアンプの入力ノード部分の入力電圧が正電源レールの 0.1V 未満で維持される必要があり、そうすれば負電源レールを 0.1V 超えることができます。詳細については、Topic Link Label10 を参照してください。
INA592 には、入力部分に過電圧保護機能を持つ ESD ダイオードが組み込まれています。この機能により、外部保護回路の追加が不要になるので、システムの設計が容易になり、より堅牢なシステムの構築が可能になります。G = ½ の構成における、±18V 電源によるデバイスの任意の入力電圧は、+VS - 54V から -VS + 54V まで安全に範囲設定できます。たとえば、±10V 電源では、入力電圧を最大 ± 30V とすることができます。