1.2V デジタル LDO には、4.7μF (標準値) の 1 つのデカップリング コンデンサが必要です。図 7-4 に、出力パスの各部分が持つ寄生素子を示します。「RT1」と「RT2」は、それぞれボールからコンデンサのリードまでのトレースとグランド トレースが持つ寄生抵抗です。同様に、「LT1」と「LT2」は、それぞれボールからコンデンサのリードまでのトレースとグランド トレースが持つ寄生インダクタンスです。「ESL1」と「ESR1」は、デカップリング コンデンサの実効的な直列インダクタンスと直列抵抗です。表 7-5 に、容量と寄生素子の最小値、最大値、標準値を示します。