IWRL6432W デバイスは、ユーザー アプリケーションのための ADC サービス機能を備えており、本デバイスが内蔵する GPADC エンジンを使って最大 2 つの外部電圧を測定できます。GPADC1 および GPADC2 ピンは、このために使われます。
- GPADC 自体は、FEC サブシステム内で動作するテキサス・インスツルメンツ製ファームウェアによって制御され、ユーザーが外部電圧を監視するための GPADC アクセスは、FEC サブシステムに転送される「APPSS」コールによって行われます。この API は、APPSS Cortex M4F® で動作しているユーザー アプリケーションとリンクさせることができます。
- デバイス ファームウェア パッケージ (DFP) には、これらの信号を構成および測定するための API が含まれています。この API を使用すると、セトリング時間 (スキップする ADC サンプル数) と取得する連続サンプル数を設定できます。フレームの最後に、監視対象の各電圧について、測定値の最小値、最大値、平均値が報告されます。
GPADC 構造は、内部温度センサの出力を測定するために使われます。これらの測定の精度は ±7℃です。