JAJSLI0 March 2022 LM5143
PRODUCTION DATA
LM5143 にはオプションでヒカップ・モード保護機能が搭載されており、コンデンサが RES ピンに接続されている場合にこの機能はイネーブルになります。通常動作時は、RES コンデンサはグランドに放電されます。サイクル単位の電流制限が 512 サイクル発生すると、SS は Low にプルされ、HO と LO 出力はディセーブルになります (図 9-6 を参照)。20μA の電流ソースが、RES コンデンサへの充電を開始します。RES の電圧が 1.2V まで上昇すると、RES は Low にプルされ、SS コンデンサの充電が開始されます。電流制限スレッショルドを超えないまま、スイッチング・サイクルが連続 4 回発生すると、512 サイクルのヒカップ・カウンタはリセットされます。各チャネルごとに個別のヒカップ・カウンタがありますが、RES ピンは両方のチャネルで共有されます。1 チャネルはヒカップ保護に使用できますが、もう 1 つのチャネルは通常動作します。チャネルが両方とも過電流状態になり、ヒカップ保護がトリガされた場合、最後に期限切れになるヒカップ・カウンタは RES を Low にプルして、RES コンデンサは充電サイクルを開始します。その後、VRES = 1.2V になると、両方のチャネルは同時に再起動します。電源オン時に RES が VDDA に接続されている場合、ヒカップ機能は両方のチャネルでディセーブルになります。
RES 容量を計算するには、Equation13 を使用します。
ここで