JAJSLI0 March 2022 LM5143
PRODUCTION DATA
図 9-4 に、シャント抵抗を使用したインダクタ電流センシングを示します。この構成では、インダクタ電流を継続的に監視して、動作温度範囲全体での正確な過電流保護を実現します。最適な電流センス精度と過電流保護を実現するためには、インダクタと出力の間に低インダクタンスで ±1% の許容誤差を持つシャント抵抗を使用して、LM5143 の電流センス・アンプまでケルビン接続します。
CS から VOUT までの間で検出されたピーク差動電流信号が 73mV の電流制限スレッショルドを超えた場合、電流制限コンパレータはサイクルごとの電流制限に適用可能な HO 出力をただちに停止します。シャント抵抗を計算するには、Equation11 を使用します。
ここで
各チャネルの過電流状態では、それぞれの SS 電圧は FB より 150mV 高い値でクランプされます。過電流イベントが 16 回発生すると、SS のクランプがイネーブルになります。これにより、短い過電流イベント中は SS は Low にプルされるため、復帰中の出力電圧のオーバーシュートが防止されます。