JAJSOF4 May 2022 LM5143A-Q1
PRODUCTION DATA
LM5143A-Q1 には VOUT1 と VOUT2 の出力電圧監視信号があり、シーケンシングと監視を簡素化しています。パワー・グッド機能を使用すると、対応する電圧レールから供給される回路をイネーブルにしたり、シーケンシングされた電源をオンにしたりすることができます。各パワー・グッド出力 (PG1 と PG2) は、対応する出力電圧がレギュレーション状態のときに、高インピーダンスのオープン・ドレイン状態に切り替わります。対応する出力電圧がパワー・グッド・スレッショルドの下限値 (標準 92%) を下回るまで低下するか、またはパワー・グッド・スレッショルドの上限値 (標準 110%) を上回ると、各出力は Low に切り替わります。25μs のグリッチ除去フィルタにより、遷移中のパワー・グッド信号の誤トリップが防止されます。テキサス・インスツルメンツは、PG1 と PG2 から関連するロジック・レールまでの間に 100kΩ のプルアップ抵抗を入れることを推奨しています。ソフトスタート中、および対応する降圧レギュレータが EN1 と EN2 によってディセーブルになっているとき、PG1 と PG2 は Low にアサートされます。
LM5143A-Q1 がダイオード・エミュレーション・モード中 (VDEMB = 0V) にスリープ・モードに入ると、パワー・グッド・コンパレータはオフになり、静止時電流消費が低減されます。こうなった場合、PG1 と PG2 はオープンになるか、または High になるため (プルアップ抵抗が接続されている場合)、出力の低電圧や過電圧イベントは検出されなくなります。