JAJSOF4 May 2022 LM5143A-Q1
PRODUCTION DATA
EMI 要件への準拠を容易にする複数の機能が搭載されています。大電流 MOSFET ゲート・ドライバは、可変スルーレート制御により適応的にタイミングを制御し、スイッチング遷移時のボディ・ダイオードの導通を最小限にとどめて、スイッチング損失を低減するとともに、高入力電圧および高スイッチング周波数時の熱および EMI 性能を高めます。入力コンデンサのリップル電流を小さくし、EMI フィルタを小型化するために、2 つの出力の 180° インターリーブ動作もサポートしています。90° 位相差のあるクロック出力は、カスケード、マルチチャネル、多相電力段に最適です。スイッチング周波数は、抵抗により最大 2.2MHz まで設定可能で、最大 2.5MHz の外部クロック・ソースと同期できるため、ノイズに敏感な用途でビート周波数を除去できます。オプションの三角波スペクトラム拡散変調により、EMI 性能をさらに向上させることができます。
LM5143A-Q1 のその他の機能として、最大 150℃の接合部温度での動作、ユーザー選択可能なダイオード・エミュレーションによる軽負荷時消費電流の低減、設定可能なソフトスタート機能、オープンドレインのパワー・グッド・フラグによるフォルト報告と出力監視、独立したイネーブル入力、プリバイアスされた負荷への単調なスタートアップ、内蔵 VCC バイアス電源レギュレータ (VCCX に接続された外部バイアスとの自動切換え機能付き)、プログラム可能なヒカップ・モード過負荷保護、自動回復機能付きサーマル・シャットダウン保護があります。電流検出では、インダクタの DCR を使用して最高水準の効率を実現できます。また、オプションのシャント抵抗を使用すれば、高精度を実現できます。
LM5143A-Q1 コントローラは、6mm × 6mm の熱特性強化された 40 ピンの VQFN パッケージに搭載されています。。広い入力電圧範囲、低い静止電流消費、高温での動作、サイクルごとの電流制限、低い EMI シグネチャ、小型ソリューション・サイズにより、信頼性と耐久性の向上が求められるアプリケーションに最適なポイント・オブ・ロード・レギュレータ・ソリューションを実現できます。