LM5143A-Q1 には、ピーク電流モード制御と 50% を超えるデューティ・サイクルで安定した動作を実現するスロープ補償が提供されています。Equation10 を使用して降圧インダクタンスを計算し、スロープ補償の寄与がインダクタのダウンスロープの 1 倍になるようにします。
Equation10. - 一般に、インダクタンスの値が低いほど、ピーク・ツー・ピークのインダクタ電流は増加します。これにより、サイズとコストは最小限に抑えられ、コア損失とピーク電流の増加によって軽負荷効率が下がる代わりに、過渡応答が向上します。
- 一般に、インダクタンスの値が大きいほどピーク・ツー・ピークのインダクタ電流は低下します。これにより、負荷過渡仕様を満たすためにより大容量の出力コンデンサが必要となる代わりに、スイッチ・ピークと RMS 電流が低下することによって全負荷効率は向上します。