JAJSOF4 May 2022 LM5143A-Q1
PRODUCTION DATA
LM5143A-Q1 は、3.5V~65V の幅広い入力電圧範囲で動作する高効率の同期整流降圧電源を実装するために必要な機能をすべて備えた、2 相またはデュアル・チャネルのスイッチング・コントローラです。LM5143A-Q1 は、3.3V または 5V の固定出力、または 0.6V~55V の調整可能な出力用に構成されています。この使いやすいコントローラには、3.25A のピーク電流をソースし、4.25A のピーク電流をシンクできるハイサイドとローサイド MOSFET ドライバが内蔵されています。アダプティブ・デッドタイム制御は、スイッチング遷移中のボディ・ダイオードの導通を最小限に抑えるように設計されています。
シャント抵抗またはインダクタ DCR 電流センシングを使用する電流モード制御により、固有ラインのフィードフォワード、サイクル単位のピーク電流制限、簡単なループ補償を実現します。また、電流モード制御は、高入力電圧と低ドロップアウト・アプリケーションの場合だけでなく、高電圧変換比 (例 10 対 1) が必要な場合に、幅広いデューティ・サイクル範囲をサポートします。発振器の周波数は 100kHz~2.2MHz の間でユーザーがプログラム可能であり、外部クロックを DEMB に適用することにより、最大 2.5MHz の周波数を同期することが可能です。
高入力電圧のアプリケーションでは、外部バイアス電源を VCCX に接続して効率を最大限にすることができます。ユーザーが選択可能なダイオード・エミュレーション機能により、不連続導通モード (DCM) 動作をイネーブルにして、軽負荷条件時の効率をさらに向上させ、消費電力を低減することができます。障害保護機能には、以下のものがあります。
LM5143A-Q1 には、CISPR 25 車載 EMI 要件への準拠を容易に行える機能が搭載されています。オプションのスペクトラム拡散周波数変調 (SSFM) 技術によりピーク EMI シグネチャを低減しながら、同時にスルーレート制御付きアダプティブ・ゲート・ドライバで高周波放射を最小限に抑えます。最後に、2 つのコントローラ・チャネルのインターリーブ動作の位相が 180°ずれていることにより、入力フィルタリングとコンデンサの要件が低減されます。
LM5143A-Q1 は、放熱に役立つウェッタブル・フランクと露出パッド付きの 40 ピン VQFN パッケージで供給されます。