JAJSSD8B May 2004 – January 2024 LM64
PRODUCTION DATA
レジスタ 50~5F のルックアップ テーブルを使用して非線形の PWM 対温度曲線を作成できます。これは、線形またはステップの伝達関数によって発生するプロセッサ ファンの音響ノイズを低減するのに有効です。以下に例を示します。
例:
特定のシステムでは、PWM と温度の伝達関数曲線が放物線形状のときに、ファンの音響ノイズ性能が最も優れていることがわかりました。
25°C から 105°C まで変化すると、ファンは 20% から 100% になります。ルックアップ テーブルには 8 つのステップがあるので、温度範囲を 8 つの個別の温度に分割します。8 ステップで 80°C 上昇するので、1ステップあたり 10°C です。これは x 軸に対応します。
PWM の値については、最初に PWM 周波数を選択します。この例では、PWM 周波数 (レジスタ 4C) を 20 に設定します。
そうすると、100% デューティ サイクルの場合、PWM 値は 40 です。最小値 20% のときの値は 40 x ( 0.2) = 8 です。
次に、PWM と温度のペアを y = 0.005 • (x − 25)2 + 8 の式に従って放物線上に配置できます。
温度 | 計算された PWM 値 | 最も近い PWM 値 |
---|---|---|
25 | 8.0 | 8 |
35 | 8.5 | 9 |
45 | 10.0 | 10 |
55 | 12.5 | 13 |
65 | 16.0 | 16 |
75 | 20.5 | 21 |
85 | 26.0 | 26 |
95 | 32.5 | 33 |
105 | 40.0 | 40 |
次に、この例で必要とされる曲線に必要な温度および最も近い PWM の値を使用して、ルックアップテーブルをプログラムできます。