JAJSSD8B May 2004 – January 2024 LM64
PRODUCTION DATA
構成レジスタの アラート マスク ビットに 0 を書き込むと、アラート割り込みがイネーブルになります。
LM64 の ALERT ピンは汎用性が高く、システム設計者が使いやすい 3 種類の方法を実現できます。(1) 温度コンパレータとして、(2) 温度ベースの割り込みフラグとして、(3) SMBus ALERT システムの一部として。3 つの使用方法について、以下に詳しく説明します。ALERT および割り込みの方式は、ユーザーが LM64 に対処する方法が異なるだけです。
リモート温度 (RT) の測定値は、T_CRIT 設定点レジスタに関連付けられ、ローカル温度およびリモート温度 (LT および RT) の測定値は、上限設定点レジスタ (LHS および RHS) に関連付けられます。RT は、下限設定点レジスタ (RLS) にも関連付けられています。温度の読み取りが終わるたびに、デジタル比較によって、測定値が上限または T_CRIT 設定点を上回っているか、下限設定ポイントを下回っているかが判定されます。条件が成立する場合、アラート ステータス レジスタの対応するビットがセットされます。アラート マスク ビットが Low であり、アラート ステータス レジスタのいずれかのビット (ビジーまたはオープンを除く) がセットされている場合には、ALERT 出力を Low にプルします。温度変換の結果が、温度設定点レジスタで定義された制限値を超えているると、ALERT がトリガされます。さらに、すべてのモードで ALERT をトリガするには、アラート マスク ビットをクリアする必要があります。
3 つの異なるアラート モードについては、以下のセクションで説明します。