JAJSBA6N January 2000 – March 2024 LMC555
PRODUCTION DATA
図 7-5 に示すように回路が接続されている場合 (TRIGGER ピンと THRESHOLD が互いに接続されている場合)、回路がトリガされて、マルチバイブレータとしてフリーランニングします。外付けコンデンサは RA + RB 経由で充電され、RB 経由で放電されます。したがって、デューティ サイクルは、これら 2 つの抵抗の比によって正確に設定できます。
この動作モードでは、コンデンサは 1/3 VS と 2/3 VS の間で充放電されます。トリガ モードと同様に、充電時間および放電時間は電源電圧に依存せず、したがって、周波数も電源電圧に依存しません。
この動作モードで生成される波形を 図 7-6 に示します。
VS = 5 V | 上のトレース:出力 5V/div | RA = 1.78kΩ |
時間 = 20 µs/div | 下のトレース:コンデンサ電圧 1V/div | RB = 4.12kΩ |
C = 0.01µF |
充電時間 (出力 High) は次の式で与えられます。
放電時間 (出力 Low) は次の式で与えられます。
したがって、合計周期は次のようになります。
発振周波数は次のとおりです。
図 7-7 を使って、これらの RC 値を迅速に決定できます。デューティ サイクルは、全期間のうち出力が LOW になる期間の割合として、次のようになります。