JAJS785I October   1997  – February 2024 LMC6482 , LMC6484

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. ピン構成および機能
  6. 仕様
    1. 5.1 絶対最大定格
    2. 5.2 ESD 定格
    3. 5.3 推奨動作条件
    4. 5.4 熱に関する情報 (LMC6482)
    5. 5.5 熱に関する情報 (LMC6484)
    6. 5.6 電気的特性:VS = 5V
    7. 5.7 電気的特性:VS = 3V
    8. 5.8 代表的特性
  7. 詳細説明
    1. 6.1 概要
    2. 6.2 機能ブロック図
    3. 6.3 機能説明
      1. 6.3.1 アンプ トポロジ
      2. 6.3.2 入力同相電圧範囲
      3. 6.3.3 レール ツー レール出力
    4. 6.4 デバイスの機能モード
  8. アプリケーションと実装
    1. 7.1 アプリケーション情報
      1. 7.1.1 アプリケーションのアップグレード
      2. 7.1.2 データ アクイジション システム
      3. 7.1.3 計測回路
    2. 7.2 代表的なアプリケーション
      1. 7.2.1 3V 単一電源バッファ回路
        1. 7.2.1.1 設計要件
        2. 7.2.1.2 詳細な設計手順
          1. 7.2.1.2.1 容量性負荷補償
          2. 7.2.1.2.2 容量性負荷の許容誤差
          3. 7.2.1.2.3 入力容量の補償
          4. 7.2.1.2.4 オフセット電圧の調整
        3. 7.2.1.3 アプリケーション曲線
      2. 7.2.2 代表的な単一電源アプリケーション
    3. 7.3 電源に関する推奨事項
    4. 7.4 レイアウト
      1. 7.4.1 レイアウトのガイドライン
      2. 7.4.2 レイアウト例
  9. デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 8.1 デバイス サポート
      1. 8.1.1 開発サポート
        1. 8.1.1.1 SPICE マクロモデル
        2. 8.1.1.2 PSpice® for TI
        3. 8.1.1.3 TINA-TI™シミュレーション・ソフトウェア (無償ダウンロード)
        4. 8.1.1.4 DIP アダプタ評価基板
        5. 8.1.1.5 DIYAMP-EVM
        6. 8.1.1.6 TI のリファレンス・デザイン
        7. 8.1.1.7 フィルタ設計ツール
    2. 8.2 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    3. 8.3 サポート・リソース
    4. 8.4 商標
    5. 8.5 静電気放電に関する注意事項
    6. 8.6 用語集
  10. Revision History
  11. 10メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
  • D|14
  • N|14
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

代表的な単一電源アプリケーション

図 7-17 の回路は、単一電源を使用して、正弦波をグランドを中心に半波整流します。RI は、入力電圧が電源電圧を超えたときに発生するアンプへの電流を制限します。全波整流は、図 7-19 の回路で実現されます。

GUID-20231026-SS0I-HZNP-4PTB-BFNB07R4Q1HS-low.svg図 7-17 半波整流器、入力電流保護 (RI) 付き
GUID-307133C4-57B4-4523-9E68-DF56B41811A1-low.png図 7-18 半波整流波形

図 7-23 では、ポリスチレンまたはポリエチレン製のホールド コンデンサを使用することで、誘電体の吸収およびリーク電流を最小限に抑えています。ドループ率は主に、CHOLD とダイオードのリーク電流の値によって決定されます。LMC648x は入力電流が非常に小さいため、ドループへの影響は無視できます。入力バイアス電流を非常に小さくする必要のあるアプリケーションの場合は、OPA928 をご覧ください。

GUID-20231026-SS0I-HZNP-4PTB-BFNB07R4Q1HS-low.svg図 7-19 全波整流器、入力電流保護 (RI) 付き
GUID-20231026-SS0I-KGC1-NFFK-BK8RRNF4VGRP-low.svg図 7-21 コンプライアンス範囲の広い電流源
GUID-20231026-SS0I-XBB3-LBPG-R4X4SJDRB8K4-low.svg図 7-23 レール ツー レールのピーク キャプチャ範囲を持つ‌低電圧ピーク検出器
GUID-0C2597AD-A1DF-4717-A88D-4752345E449B-low.png図 7-20 全波整流波形
GUID-20231026-SS0I-KJKP-1JDG-7VB7RRMV3VL7-low.svg図 7-22 正の電源電流の検出

LMC648x は CMRR が高い (82dB) ため、回路のレール ツー レールのダイナミック キャプチャ範囲全体にわたって非常に優れた精度が得られます。

GUID-20231026-SS0I-LFZ5-0H8K-D8NV7PWGLWG7-low.svg図 7-24 レール ツー レールのサンプル / ホールド

図 7-25 のローパス フィルタ回路は、A/D コンバータと同じ電源電圧を持つアンチエイリアシング フィルタとして使用できます。

フィルタ設計では、入力電流が非常に小さい LMC648x を利用することもできます。入力電流が非常に低いため、値の大きい抵抗を使用した場合でも、オフセット誤差は無視できるほど小さくなります。その結果、より小さい値のコンデンサを使用して、ボード面積とコストを削減できます。

GUID-20231026-SS0I-XK72-KCZN-RDKVKDH183MC-low.svg図 7-25 レール ツー レール、単一電源ローパス フィルタ
式 3. R 1 = R 2 ,   C 1 = C 2 ,   f = 1 2 π R 1 C 1 ,   D F = 1 2 C 2 C 1 R 2 R 1