LMH1219は低消費電力、デュアル入力およびデュアル出力で、リクロッカ内蔵の適応型イコライザです。最高11.88GbpsのSMPTEビデオとIP上の10GbEビデオをサポートし、4K/8Kアプリケーション用のUHDビデオに対応します。IN0の、到達範囲の長い適応型ケーブル・イコライザは、75Ωの同軸ケーブル上で伝送されるデータを平衡化するよう設計されており、125Mbpsから11.88Gbpsまでの広範囲のデータ速度で動作します。IN1の適応型基板配線イコライザはSFF-8431互換で、SMPTEと10GbEの両方のデータ速度をサポートします。
型番 | パッケージ | 本体サイズ(公称) |
---|---|---|
LMH1219 | QFN (24) | 4.00mm×4.00mm |
Changes from C Revision (October 2017) to D Revision
Changes from B Revision (February 2017) to C Revision
Changes from A Revision (May 2016) to B Revision
Changes from * Revision (April 2016) to A Revision
内蔵のリクロッカは高周波のジッタを減衰させ、最高の信号整合性を実現します。リクロッカの入力ジッタ許容範囲が高いため、タイミング・マージンが改善されます。このリクロッカにはループ・フィルタが組み込まれており、高精度の入力基準クロックを必要とせずに動作します。非破壊的なアイ・モニタによりシリアル・データをリアルタイムで計測できるため、システムのデバッグが簡素化し、基板の製品化を迅速に行えます。
内蔵の2:1多重化および1:2ファンアウトにより、複数のビデオ信号を柔軟に使用できます。出力ドライバではディエンファシスをプログラム可能で、基板の配線損失を出力で補償できます。内蔵のリターン・ロス・ネットワークは、すべてのデータ速度について厳格なSMPTE仕様を満たしています。LMH1219の標準的な消費電力は250mWです。入力信号が存在しないとき、消費電力はさらに16mWに低下します。
LMH1219はLMH1226 (12G UHDリクロッカ)およびLMH0324 (3G適応型ケーブル・イコライザ)とピン互換です。