JAJSJG0A May 2020 – January 2021 LMK5B12204
PRODUCTION DATA
DPLL はジッタおよびワンダ減衰用のプログラミング可能なループ帯域幅をサポートし、2 つの APLL はフラクショナル周波数変換をサポートしていることから、柔軟なクロック生成が実現します。DPLL でサポートする同期オプションには、位相キャンセレーションによるヒットレス・スイッチング、デジタル・ホールドオーバー、および 0.001ppb 未満の周波数ステップ・サイズにより高精度のクロック・ステアリング (IEEE 1588 PTP スレーブ) を実現する DCO モードがあります。DPLL は1PPS (pulse-per-second) の基準入力にフェーズ・ロックします。高度な基準入力監視ブロックが、強力なクロック異常検出を実行し、基準喪失 (LOR) 時の出力クロックの乱れを最小限に抑えることができます。
一般的な低周波数の TCXO/OCXO を使用して、同期標準に準拠したフリーランまたはホールドオーバー出力周波数安定性を確保できます。あるいは、フリーランまたはホールドオーバー時の周波数安定性やワンダが重視されない場合には、標準の XO を使用できます。I2CまたはSPIインターフェイスによって完全にプログラミング可能であり、内蔵 EEPROM または ROM による起動時のカスタム周波数設定にも対応しています。EEPROM は出荷時に書き込み済みであり、必要に応じてインシステム・プログラミングも可能です。