LMT86 は容量性負荷を適切に処理します。非常にノイズの多い環境の場合、またはスイッチング サンプリング入力を ADC に駆動する場合、ノイズ結合を最小限に抑えるためにフィルタリングの追加が必要になることがあります。図 7-1 に、注意事項なしで LMT86 で 1100pF 以下の容量性負荷を駆動する方法を示します。容量性負荷が 1100pF を超える場合は、図 7-2 に示すように、出力に直列抵抗が必要となる可能性があります。
表 7-2 直列抵抗の推奨値CLOAD | 最小 RS |
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1.1nF~99nF | 3kΩ |
100nF~999nF | 1.5kΩ |
1μF | 800Ω |